
毎年夏に放送される日本テレビ系で放送される『24時間テレビ』。今年は、8月30日と8月31日に放送が予定されており、総合司会やチャリティーパートナー、チャリTシャツのデザインなどが続々と発表されている。
7月23日には、『24時間テレビスペシャルドラマ』の概要が発表された。黒柳徹子の著書『トットの欠落帖』を原案に、黒柳が“NHK専属女優”となるまでの青春時代を描くという。主演は芦田愛菜で、黒柳役を演じる。
黒柳徹子と愛菜ちゃんを「利用しないで」
国民からの好感度も高い黒柳と芦田のタッグだが、
《こんなエセチャリティー番組に黒柳さんや愛菜ちゃんを利用しないでほしい》
《人気者使えば視聴率上がるだろうという浅はかな考えが見え透いててキモイ》
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と、視聴者からは冷ややかな声が上がっている。
「『24時間テレビ』といえば元々《ハンディキャップを抱える方を利用している》《感動ハラスメントだ》というような批判が一定数ありました。それに加えて、ここ数年で番組に関するさまざまなスキャンダルが浮き彫りになり、視聴者からの印象はよくありません」(芸能ニュースライター)
番組に関するスキャンダルの一つが、2023年に発覚した日本海テレビ幹部による“寄付金の着服”だ。『24時間テレビ』に寄せられた寄付金10万5000円を自身の口座に入金したとみられている。
金銭問題はほかにも。“出演者はノーギャラ”のはずが、2013年『FLASH』(光文社)によって各出演者のギャラが暴露されたのだ。記事によると、当時メインパーソナリティーを務めた嵐のギャラが5000万円、総合司会の羽鳥慎一などがそれぞれ500万円だったという。日本テレビ側は報道を否定したが、世間から大きな批判を集めた。
「無駄でしかない」
また、2024年のチャリティーマラソンでは、ランナーを務めた芸人のやす子が沿道にいた男性に胸を触られるという“痴漢騒動”も。さらには、雨や汗でインナーが透けてしまうようなウェアを着用させられていたことや、バストが固定されていなかったことに対しても、《女性ランナーへの配慮が足りない》《そもそも昨今の猛暑の中、走らせるのは危険すぎる》と、番組の時代錯誤っぷりを指摘する声が相次いだ。
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中には《打ち切りにしろ》という声も上がるほど“嫌われ番組”になってしまっているという。
「それを考慮してか、今年の総合司会やチャリティーパートナーも基本的にはクリーンなイメージで老若男女から愛されているタレントを起用しています。チャリTシャツも日本が誇る国民的人気キャラクター・名探偵コナンのデザインに。そして、今回発表されたドラマは、黒柳さんのお話を芦田さんが演じるというもの。完全に視聴者ウケをねらった “叩きようのない人”“叩きようのないテーマ” を徹底しているように感じます」(前出、芸能ニュースライター)
何とか視聴者に寄り添おうとする姿勢も虚しく、番組の存在に疑問を持つ声は収まらない。
《募金の私的利用発覚してもまだ続けるんだ。まじで何の役にも立ってないと思うけど》
《睡眠もとれない出演者、炎天下の中走るランナー、お涙頂戴ストーリーの数々…いつまで昭和の価値観を引きずるのか?今の時代には全く刺さらない。無駄でしかない》
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《本当にチャリティーしたいなら番組やめてその制作費を全て寄付したらいかがですか?》
昨年、『24時間テレビ』内で放送された、萩本欽一を題材にしたドラマ『欽ちゃんのスミちゃん〜萩本欽一を愛した女性〜』も、萩本への許可取りがきちんと行われていなかったのではないかという疑惑が波紋を呼んだ。
厳しい意見を集め続けている『24時間テレビ』。今年こそ何事もなく無事にゴールを迎えられるのか――。