夏真っ盛りの東海地方 続く猛暑 来週はじめには40℃予想も 熱中症の応急処置は?

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2025年07月24日 16:42  日本気象協会

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日本気象協会

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今日24日(木)も、東海地方は広く夏空で、猛烈な暑さが続いています。夏真っ盛り、名古屋では朝夕はクマゼミが元気よく鳴いています。この先しばらく暑さは和らぐことなく、猛暑が続く見込みです。熱中症対策を欠かさずに、冷房の効いた涼しい環境で過ごしましょう。また、南の海上にある台風7号は、西へそれていく見通しで、この地方への直接の影響はない見込みです。

岐阜県を中心に体温超えの危険な暑さ

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今日24日も、内陸部を中心に35℃以上の猛暑日になっています。特に岐阜県の気温が高く、37℃以上の危険な暑さの所も多くなっています。今夜にかけても気温が下がりづらく、岐阜市で30℃を下回るのは、夜9時頃になりそうです。今夜も熱帯夜の所が多くなりそうです。寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、夜の熱中症にもご注意ください。

山沿いを中心に激しい雨や雷雨に注意

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地上の気温が上がり、大気の状態が非常に不安定になっています。今夜にかけて、山沿いの地域では夕立があるでしょう。岐阜県を中心に、激しい雨や雷雨の所もある見込みです。黒い雲が近づいたり、雷の音が聞こえたり、急に冷たい風が吹き始めたら、天気急変のサインです。直ぐに安全な屋内へ避難するようにしましょう。竜巻などの激しい突風、ひょうにもご注意ください。明日25日も、夏空が広がり、山沿いの地域では激しい雷雨の所がある見込みです。

週間予想最高気温 岐阜で40℃予想

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向こう一週間も、猛暑が続くでしょう。名古屋や岐阜では猛暑日が続き、来週はじめには39℃や40℃が予想されています。来週はじめが暑さのピークになりそうですが、以降も猛烈な暑さが続く見込みです。また、高山も35℃以上の猛暑日予想が多くなっています。山間部も含め、熱中症対策が欠かせません。沿岸の地域では、海風の影響で気温が少し抑えられますが、その分湿気があって蒸し暑さが厳しいでしょう。今日は、愛知県と岐阜県、三重県に熱中症警戒アラートが発表されています。明日以降も、熱中症警戒アラートが発表される日が多くなりそうです。

夏空が続く週間予報

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向こう一週間は、太平洋高気圧に覆われて、晴れる日が多いでしょう。山沿いの地域を中心に夕立がありますが、平野部は天気が崩れる日は少なくなりそうです。山や川のレジャーは、天気の急変に注意、安全第一で楽しむようになさってください。また、夜も気温が下がりづらく、熱帯夜が続く所もある見通しです。連日の暑さで疲れが溜まりやすくなっています。夏バテしないように、体調管理にご注意ください。食欲が下がりますが、栄養補給も意識的に行いましょう。

熱中症の応急処置のポイント

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万が一、熱中症の症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や風通しのよい日陰で、できるだけ早く体を冷やしてください。衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。吐き気を訴えたり意識がなかったり、自分で水分を摂ることができない場合は、すぐに病院へ運んでください。

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