ネットフリックス、ヘンリー王子＆メーガン妃との契約９月終了へ　５年１億ドル満期

米動画配信大手ネットフリックスが、英国のヘンリー王子（40）とメーガン妃（43）夫妻との契約を更新しない意向であることが、25日までに分かった。米ピープル誌が、ハリウッド関係者の話として契約の延長はないことを確認したと伝えている。

ネットフリックスの事業戦略の転換を反映してのことだという。また、英サン紙も「両者に敵意はなく、事態が収拾しただけ」と9月で満期を迎える契約の更新がないことを報じた。

2020年に英王室を離脱して米カリフォルニア州に移住した夫妻は、ネットフリックスと5年1億ドルとされる大型契約を結んでいたが、9月に契約が満了となる見通しとなっていた。

夫妻の王室離脱を追ったドキュメンタリー「ハリー＆メーガン」は大ヒットしたものの、それ以降はヒット作に恵まれなかった。

メーガン妃は今春、自身の新たなライフスタイルブランド「アズ・エバー」と連動する形で、おもてなしや料理をテーマにした番組「ウィズ・ラブ、メーガン」を配信するも、今年上半期の全世界視聴者ランキングで383位と不評に終わった。

一方で同番組はシーズン2の配信がすでに決まっており、契約終了後の今秋に公開を予定している。

そのため、「契約終了後も将来的なコラボレーションが妨げられるわけではない」と伝えられており、今後も単発プロジェクトが行われる可能性は残っている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）