「しあわせな結婚」2話阿部サダヲと松たか子が夫婦を演じる「しあわせな結婚」の2話が7月24日に放送。ネルラの表情に「不穏な空気」「怖い」などの声が上がっている。
愛する妻の秘密が暴かれていく本作は、夫婦の愛を問うマリッジサスペンス。弁護士の原田幸太郎を阿部サダヲ、美術教師の鈴木ネルラを松たか子、ネルラの父で缶詰メーカーの創業社長・寛を段田安則、ネルラの弟でアイドルの衣装をデザインやスタイリングをしているレオを板垣李光人、ネルラの叔父でゴルフのティーチングプロである考を岡部たかし、刑事の黒川竜司を杉野遥亮、ネルラの元婚約者で亡くなった布勢夕人を玉置玲央、「ニュースホープ」のMC・梶原拓を馬場徹、総合プロデューサーの倉澤ちかを堀内敬子が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
突然現れた刑事・黒川竜司(杉野遥亮)から、15年前にネルラの元婚約者・布勢夕人(玉置玲央)が死亡した事件の再捜査が始まることを告げられた幸太郎(阿部サダヲ)。黒川は、第一発見者のネルラの犯行を疑い続け、再捜査を願い出たという。寝耳に水の話を聞かされた衝撃と、ネルラがそれほど重大な過去を隠していたことに、幸太郎は激しく動揺する。
そんな中、幸太郎がテレビ局に向かうと、コメンテーターとしてレギュラー出演するワイドショー「ニュースホープ」のMC・梶原拓(馬場徹)が痛風で倒れ、急きょ欠席するという。幸太郎は、総合プロデューサー・倉澤ちか(堀内敬子)からMCの代打を打診される。「なんで俺?MCなんでできない!」と思いながらも、番組に出演している間はネルラの疑惑について考えなくて済むかもしれないと、半ば現実逃避にも似た思いで引き受けることに。そして放送がスタートすると、吹っ切れたかのようなテンションで番組を仕切り倒す。
しかし、どうにも気になる幸太郎は、ネルラにも家族にも切り出せず、信頼できる友人であり、弁護士仲間の臼井義男(小松和重)に、他言無用で事件のことを調べてほしいと頼む。そんな中、開かれた週に一度の鈴木家の夕食会。いつも通りに振舞いながらも、幸太郎はネルラの父・鈴木寛(段田安則)や弟・鈴木レオ(板垣李光人)、叔父・鈴木考(岡部たかし)が、15年前の事件についてどう思っているのか気になってしまい――というのが2話の展開。
幸太郎は、事件について調べた臼井から、布施が新進気鋭のアーティストだったこと、遺体から階段から転落したことではできない打撲痕が見つかっていたこと、ネルラが事件当時の記憶を失っていると事情聴取で言っていたこと、連続殺人事件が起こって人員をさけなくなり布施の事件は事故扱いになったことを聞かされる。
その後、ネルラに15年前の事件について聞こうと覚悟を決めた幸太郎は、帰宅早々「幸太郎さん、私を人殺しだと思ってる?」とネルラに問われる。動揺する幸太郎は、「そういう可能性もあるかもしれないと思ってる」と正直に話す。するとネルラは、布施との馴れ初めから話し始めるのだった。
大学の同期で、卒業後に再会し関係と育んでいったネルラと布施。ネルラの父の倉庫をアトリエにし、布施は活動を続けていた。しかし次第に布施は自分の作品に迷いを抱くようになり、ネルラに心中しようと言い始める。自分を殺そうとし、その姿に憎しみを感じたというネルラ。しかし、布施に突き飛ばされて頭を打ってから何も覚えていないと、肝心なことについては結局何もわからないままだった。
ネルラの過去の告白に、SNSでは「法律家の幸太郎が、妻の過去の真相に迫りつつ、妻の為に刑事とどう戦うのか。妻が抱える、起きてしまった変えられない過去ごと愛することが出来るのか?気になる〜」や「ネルラがあっさりと打ち明けたから驚き。それに家族全員事件の事を知ってて『アイツはネルラに必要だ』というのが怖い」「過去話を告白してゆくくだり、松たか劇場だった。なんかホラー感漂ってるんだな」などの声が。
また、布施が死んでから、自分の幸せは何も求めないことにしたというネルラだが、「幸太郎さんに出会ってしまってから、もう一度生き直したいと思うようになったの」と思いを伝える。さらに、「でも、わたしが将来に希望を持った途端、15年前のことがまた襲いかかってきて、わたしから幸太郎さんを奪っていく。しあわせを奪っていく」「しあわせになろうなんて、望んだことが間違いだったの」と続けるネルラに、幸太郎はネルラを守り抜こうと決意を固め彼女を抱きしめる。しかし、どことなく漂う不穏な空気に「最後のシーンは阿部サダヲ演じる幸太郎が素敵なんだけど、まだ松たか子演じるネルラは不穏な空気を纏ってて怖い」や「ネルラどこまでが本当でどこが真実じゃないのか掴めない…そら幸太郎さんが最後になんとも言えない表情で抱きしめるわけだよ…。松さんの目がまた漆黒になってたのがほんとにこわい…面白い」、「まだ2話なのに8話くらいを観た気分」などの声が上がっている。
【第3話あらすじ】
幸太郎(阿部サダヲ)は、ひそかに事件の調査を頼んでいた弁護士仲間で大学時代の同級生である臼井義男(小松和重)の報告で、ネルラ(松たか子)にとって不利な当時の状況を思い知ることになる。さらに、本来真実を追求し、公益を守るために法律を運用するはずの法律家が生き方を変えられるのかと、ネルラに問い詰められ、自分の気持ちが揺らいでいることを自覚し始める。
そんな中、幸太郎は、ネルラ、レオ(板垣李光人)、考(岡部たかし)、寛(段田安則)とともに鈴木家恒例の温泉旅行に参加することになる。その夜、寛に呼び出された幸太郎は、ネルラの生い立ちを聞き、「どうかネルラを守り通してやってくれ」と懇願される。
家族旅行や週に一度の食事会に参加し、幸太郎が家族の一員として少しずつ鈴木家になじんでいく中、ウエディングフォトを撮影することになった2人。しかし、その撮影中にネルラが突然倒れてしまい――。
「しあわせな結婚」は毎週木曜9時〜テレビ朝日系にて放送中。
(シネマカフェ編集部)