九州の太平洋側は、27日(日)にかけて局地的に激しい雨 海のレジャーは高波に注意

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2025年07月25日 11:33  日本気象協会

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日本気象協会

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週末にかけて、九州は湿った東風の影響で、宮崎県など太平洋側を中心に雨が降り、雷を伴い局地的に激しく降る見込みです。九州北部は晴れて、猛烈な暑さが続くでしょう。また、九州の海上は、週末にかけてうねりを伴い波が高く、しける所がありますので、海のレジャーは注意が必要です。

湿った東風の影響

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今日25日、台風7号が先島諸島の北の海上を西よりに進み、九州は湿った東風の影響を受ける見込みです。
宮崎県など九州の太平洋側は雨が降りやすく、雷を伴い局地的に激しく降るでしょう。種子島・屋久島地方や奄美地方は台風周辺の発達した雲がかかり、断続的に雨で、雷を伴い激しい雨が降る所がある見込みです。土砂災害などにご注意下さい。
九州の北西部は晴れますが、午後は強い日差しの影響で、にわか雨が降る所がある見込みです。また、東風によるフェーン現象も加わり、福岡県や佐賀県、長崎県、熊本県では最高気温が35℃前後と猛烈な暑さが続きます。熱中症に警戒して下さい。

台風7号は九州への直接の影響はありませんが、沿岸海上は東よりの風がやや強く、九州の太平洋側や東シナ海側の海上はうねりを伴い波が高く、しける所があります。強風や高波にご注意下さい。

台風8号の動き

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今日25日午前9時現在、台風8号は南シナ海にあって北東に進んでいます。今夜はやや勢力を弱めながら、沖縄の南海上へ進み、明日26日から27日(日)は沖縄へ接近する見込みです。そして、28日(月)には東シナ海で熱帯低気圧に変わる見込みです。

週末も太平洋側は天気がぐずつく

明日26日から27日(日)も、九州は台風8号の北上などに伴い、湿った東風の影響を受けるため、宮崎県など太平洋側は天気がぐずつき、雷を伴い局地的に激しい雨が降る見込みです。九州その他の所は猛烈な暑さが続き、午後はにわか雨や一時雷雨になる所があるでしょう。急な強い雨や落雷にご注意下さい。
また、九州の太平洋側や東シナ海側の沿岸海上は、うねりを伴う高波が続きます。晴れていても、海のレジャーは高波に注意が必要です。

来週は太平洋高気圧の勢力がやや弱まり、九州付近は湿った空気の影響を受けやすくなるため、やや雲が増え、にわか雨の所が多くなりそうです。気温は高く、来週にかけても厳しい暑さはおさまりそうにありません。

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