唯一のフリー走行はピアストリが最速。メルセデス、レーシングブルズ勢はソフトを温存/F1ベルギーGP FP1

0

2025年07月25日 20:50  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2025年F1第13戦ベルギーGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
 2025年F1第13戦ベルギーGPのフリー走行1回目が行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となっている。角田裕毅(レッドブル)は18番手だった。

 サマーブレイク前の最後の2連戦。まずは今週末のベルギーGPで、シーズン中最も長い7.004kmのレイアウトを持つスパ・フランコルシャンが舞台だ。持ち込まれたタイヤは、ハードがC1、ミディアムがC3、ソフトがC4という、C2コンパウンドを飛ばした3種類となっている。またベルギーGPはスプリントフォーマットでの開催であり、フリー走行はこの1回のみとなる。

 前戦イギリスGP終了後には、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が退任し、これまでレーシングブルズを率いてきたローレン・メキースが新たに代表に就任した。これに伴い、レーシングブルズではレーシングディレクターを務めたアラン・パーメインが代表に昇格している。

 気温21度、路面温度35度というコンディションで、現地時間12時半にセッションがスタート。タイヤはレッドブルとハースがミディアムで、それ以外のチームはハードを履いている。カルロス・サインツ(ウイリアムズ)は走り出して早々に問題があることが発覚し、チームからマシンに負荷をかけないようにしてピットに戻ってくるようにという指示を受けた。

 序盤にトップに立ったのはフェルスタッペンで、タイムは1分44秒236。オスカー・ピアストリが0.564秒差で2番手、ランド・ノリスが0.621秒差で3番手とマクラーレン勢が続く。角田も1分45秒098で5番手につけ、その後1分44秒492をマークし3番手に上がった。エステバン・オコン(ハース)も1分44秒303で2番手に挙げっており、ミディアム勢がトップ3を占めた。

 その後シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分44秒148でトップに浮上。各車セッション中盤までは1セットのタイヤで走行し、1度ピットに戻って再び同じタイヤのままコースに出た。一方フランコ・コラピント(アルピーヌ)はソフトタイヤを投入している。またセッション後半に入ると、序盤に問題を抱えていたサインツもコース復帰を果たした。

 セッション後半も同じタイヤで各車走行を続け、タイムシートに大きな変更はないものの、ピアストリが1分44秒153で2番手に上がった。ソフトを履いたコラピントは1分44秒847で8番手に上がっている。ランス・ストロール(アストンマーティン)もソフトに交換し、セクター2で全体ベストタイムを記録して1分43秒112で一時トップに立った。

 コラピント、ストロールに続き、終盤に入ると多くのマシンがソフトに履き替え、メルセデスとレーシングブルズはハードからミディアムに交換した。ピアストリがストロールを大きく上回って1分42秒123でトップに立ち、フェルスタッペンはセクター1と3で全体ベストを記録し1分42秒653で2番手。その直後フェルスタッペンをミディアムのラッセルが0.055秒上回った。

 ピアストリは自己ベストタイムをさらに縮め、1分42秒022でセッションをトップ終えた。フェルスタッペンも2度目のアタックで1分42秒426までタイムを上げ2番手に。ノリスは最初のアタックでミスがあったものの、最後にフェルスタッペンと0.1秒差の1分42秒526をマークして3番手につけた。4番手以降はラッセル、ルクレール、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ストロール、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)となっている。角田は2回目のアタックで1分44秒492を記録し18番手だった。

[オートスポーツweb 2025年07月25日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定