「国宝」特大ヒット記念舞台挨拶に登壇した吉沢亮(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/07/25】俳優の吉沢亮が25日、都内で行われた映画「国宝」特大ヒット記念舞台挨拶に、メガホンをとった李相日監督、主題歌を担当した井口理(King Gnu)、原摩利彦とともに登壇。カットされたシーンについて語った。
【写真】「国宝」イベントに登場したサプライズゲスト◆吉沢亮、1番練習したシーンが大幅カット
映画「国宝」は、吉田修一氏の最高傑作との呼び声高い同名小説を実写化。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄(吉沢)が歩む50年を描く。7月24日までの公開49日間で観客動員数510万人、興行収入71.7億円を突破し、2025年公開の邦画実写No.1(※興行通信社調べ)を記録するなど、空前の社会現象となっている。
カットされたシーンの中で、印象的だったシーンを聞かれた吉沢は「1番練習したのは、最初の藤娘なんですよ。僕と流星が最初にちょっと踊る藤娘があるじゃないですか。本当はあのあと20分くらい踊ってるんですよ」と告白し、李監督から「十数分かな」と声が飛ぶと、吉沢は「ちょっと盛りました。失礼しました(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑いつつ、「あれが最初の17秒くらいしか使われてなかったのでびっくりしました」と李監督をチクリ。これに李監督は「(カットした中で)いいところがあるんですよ。藤じゃない道具に変わって、本当に泣く泣くですよ」と申し訳なさそうにコメントすると、吉沢は「藤娘が稽古期間で言ったら1番長いこと練習をした演目だったので、どのシーンも力も入っているし、舞台上に立てるように死ぬほど練習したけど、やっぱり藤娘はちょっと自信があったんですけど、17秒しか…」と李監督を追い討ちした。
◆井口理&原摩利彦、サプライズ登場
イベントには、観客にはサプライズで井口と原も登壇。主題歌を歌う前に、まだ音楽が乗っていない本作を見たという井口は「最初は正直、“歌いらなくね”って思ってたんですよ。クリエイティブが結集されて、その時点で完璧だったというか、歌う側の人間ですけど、“歌いらなくね”って正直な感想があったので、見てからプレッシャーではあったんですけど、やってほしいと言ってくださったので」と振り返り、その後、実際に音楽や主題歌が入った完成版を見たそうで「邪魔なく入れたんだなと。エンディングに向けてシームレスに行こうって話だったので、完成版で初めて聴いて、やってよかったなって思いました」と笑顔で語った。
また、井口とはプライベートでも親交があるという吉沢は、主題歌について聞かれると「やるって話は聞いていたんですけど、そもそも“この作品の主題歌って何だ?”って僕自身、想像がつかなくて、もちろん理がすばらしいことは知っていますけど、この作品の主題歌となるとどうなるんだという不安はありました」と振り返り、「でも聴かせていただいたら本当にすばらしかったです」と絶賛した。(modelpress編集部)
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