2025スーパー耐久第5戦オートポリス 総合ポールポジションを獲得した31号車DENSO LEXUS RC F GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/小林利徠斗/嵯峨宏紀) 7月26日、大分県のオートポリスでENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第5戦『スーパー耐久レース in オートポリス』の公式予選が行われ、ST-Xクラスの31号車DENSO LEXUS RC F GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/小林利徠斗/嵯峨宏紀)が総合ポールポジションを獲得した。
続くBドライバー予選では、星野から上村優太に交代した777号車アストンマーティンが1分49秒332でトップタイムを刻み、2番手は片岡龍也が乗った23号車TKRI松永建設AMG GT3、3番手は小川颯太が乗った101号車Hitotsuyama Audi R8 LMSと続いた。そしてAドライバー予選でトップだった31号車レクサスは蒲生尚弥のドライブで4番手につけた結果、A・B両ドライバーの合算タイムで31号車レクサスが777号車アストンマーティンを0.032秒差で上回り、ポールポジションを獲得した。
最速となったDENSO LEXUS RC F GT3はこの週末、本来Aドライバーに永井宏明を起用していたが、親類の不幸により急きょ鵜飼が代役に抜擢されていた。鵜飼は2023、2024年には中升 ROOKIE Racingの中升 ROOKIE AMG GT3のAドライバーとして走ってシリーズを2連覇している実力派で、その鵜飼の驚速タイムも助けとなり、僅差での総合ポールポジション獲得となった。なお、31号車レクサスは急きょのドライバー変更に伴い、公式通知No.12として決勝レース中に1回のドライブスルーペナルティを科せられている。
4台のST-Xクラスに続く5番手には、今大会が初実戦となるST-Qの271号車CIVIC TYPE R HRC Concept(大津弘樹/野村勇斗/辻本始温)がつけた。続く6番手から11番手にはST-TCRがつけ、クラスポールポジションは97号車Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC(遠藤光博/中野信治/ジャック・ヤング)が手にした。
また今大会は、開発車両が出走しているST-Qに4台が出走しており、クラス最速は先述の271号車CIVIC TYPE R HRC Conceptの総合5番手。そして、僅差のタイムバトルを繰り広げた104号車GR Yaris DAT Racing Conceptと28号車TGRR GR86 Future FR conceptは、合算タイムで0.739秒差となり、104号車が総合17番手、28号車が総合20番手につけた。また、6月にニュルブルクリンク24時間レースを走破した32号車TGRR GR Yaris DATは、AドライバーのMORIZOとBドライバーの佐々木雅弘の合算でST-3とST-4の中間ほどのタイムをマークしており、総合25番手につけている。