イケル・レクオーナ(Honda HRC)/2025WorldSBK第8戦ハンガリー 7月26日、2025年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第8戦ハンガリーのレース1でイケル・レクオーナ(Honda HRC)は左手首を骨折。以降のセッションは欠場となり、鈴鹿8耐出場やMotoGPの代役参戦をする可能性が低くなった。
バラトンパーク・サーキットで2025年の前半戦を終えるWorldSBK。レクオーナはこのラウンドを終えて、1週間後の8月1〜3日に行われる鈴鹿8耐に4連覇がかかるHonda HRCから参戦予定であり、その後はソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)の代役でMotoGPにもエントリーする計画となっていた。
しかし、WorldSBK第8戦ハンガリーのレース1にてオープニングラップで2コーナーで7台が絡む多重クラッシュが発生して赤旗中断。アウト側にいたレクオーナは巻き込まれて転倒を喫した際に左手首(左前腕遠位部)を骨折して、日曜日のレースは欠場せざるを得ない状況となった。
彼はスペインに戻りさらに検査を受けるが、1週間後の鈴鹿8耐への参戦は不可能な模様だ。そのため、Honda HRCは高橋巧&ヨハン・ザルコとタッグを組むライダーを探す必要がある。
ところが、ホンダのテストライダーである中上貴晶は第12戦チェコGPのスプリントレースで、クラッシュに巻き込まれて右膝後十字靱帯を損傷。アレイシ・エスパルガロは自転車レースでの転倒で右手親指を負傷してステージを途中リタイアして療養中だ。
WorldSBKのチームメイトであり、2023年の鈴鹿8耐覇者であるチャビ・ビエルゲが代役として鈴鹿サーキットに向かうことが現実的だろうが、レクオーナの代役に関するアナウンスは近日中に行われることだろう。
■イケル・レクオーナ
「もちろん、最高の状況とは言えないけど、前腕を除けば、全体的に見て大丈夫と言えるだろう。明日はスペインに戻り、バレンシアに着いたら医師の診察を受けて今後の対応を決めるよ。現時点ではこれ以上の最新情報はないし、特に言うこともない。チームには感謝の気持ちしかないよ。本当に素晴らしい仕事をしてくれた」
[オートスポーツweb 2025年07月27日]