
【写真】『国宝』名門跡取り“俊ぼん”を演じる横浜流星
映画『国宝』は、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られて芸の道に人生を捧げた立花喜久雄(吉沢)と、歌舞伎の名門一家に生まれ将来を約束された大垣俊介(横浜)という、立場の異なる2人がもがき苦しみながらも芸を極めていく物語。
横浜が演じる大垣俊介(花井半弥)とは、上方歌舞伎の名門の御曹司として生まれ、看板役者・花井半二郎(渡辺謙)を父に持つ人物。生まれながらに将来を約束され、歌舞伎役者になることが運命づけられてきた。喜久雄の親友・ライバルとして共に切磋琢磨していくが、喜久雄が才能を開花させていくにつれ、徐々に葛藤を抱き始める。
横浜は踊り未経験ながら、吉沢と共に約1年半にわたり稽古に取り組み、花井半弥の所作・舞踊を作り上げた。
そんな横浜に、反響が続々寄せられている。劇中での存在感に対しては、「主演を立てる引きの演技、助演としても輝ける流星さんに魅せられました」「まさに、横浜さんがいつも仰ってる『役を生きる』姿が圧巻でした」など、俊介という人物の深みを見事体現した横浜を称賛する声が多い。
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また「毎週『べらぼう』を見ているせいか、どうしても流星くんに目が行ってしまう。蔦重との演じ分けが凄い!」「俊ぼんの『芸があるやないか』『本物の役者になりたいねん』は胸が熱くなりました」「俊介の最後の曾根崎心中。役者として命燃やした姿に涙が溢れました」など、さまざま。名門の跡取りとしての上品さを纏いながらも、苦悩し、大きく花開く姿に注目が集まった。
吉沢と横浜との掛け合いについては、「壮絶」「2人の説得力抜群のビジュアルと鬼気迫る演技」「どれだけの努力を重ねたのかと胸が熱くなった」「喜久雄と俊介の曽根崎心中は、まさにバケモン」と、2人が魂を燃やした演技をバケモン並みと称する声や、「血がある俊ぼんと芸がある喜久雄。本物の役者になりたいと泣く俊ぼんと血が飲みたいと震える喜久雄。2人とも遠回りしたけど最後に辿り着いた曽根崎の舞台、誰も立ち入れない2人の関係がとにかく尊かった」「このお二人だからこそ、この素晴らしい国宝になったのだと思います」と、正反対の生い立ちの二人の友情を超えた深い関係性に驚きの声が寄せられた。
本作はカンヌ国際映画祭監督週間部門、上海国際映画祭でも上映され、9月4日〜14日(現地時間)に開催される第50回トロント国際映画祭のスペシャルプレゼンテーション(Special Presentation)部門に正式出品されることも決定。これも、キャスト陣の熱演が世界に通じる証だろう。国内外で高い評価を受ける『国宝』旋風はまだまだ止まらない。
映画『国宝』は公開中。
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