会合に臨む自民党の西村康稔氏=5月14日、東京・永田町の同党本部 自民党の西村康稔元経済産業相は27日、自身のX(旧ツイッター)で党総裁選の実施を主張した。続投の意向を表明した石破茂首相(党総裁)に対しては、「むしろ総裁選に立候補し、勝利して党内基盤を確固たるものとすることを目指すべきではないか」と注文を付けた。
西村氏は「(昨年の衆院選、今年の東京都議選、参院選と)3連敗した責任はうやむやにできない」と指摘。「党員全員参加のフルスペックの総裁選を通じて信任を得たリーダーこそ、かじ取りを行うべきだ」と訴えた。
自民内では参院選を総括する両院議員懇談会を前に「石破降ろし」の動きが加速。茂木敏充前幹事長も26日公開の動画で「けじめをつけないと再生の道は見えてこない」と首相退陣論を展開した。