大型で強い台風9号 夕方以降に小笠原諸島が暴風域に入る恐れ 暴風と高波に警戒

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2025年07月28日 11:36  日本気象協会

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大型で強い台風9号は小笠原近海を北上中です。このあとも強い勢力を保ったまま、今日28日の夕方以降に小笠原諸島(父島など)が暴風域に入る見通しです。明日29日以降は動きが遅くなるため、小笠原諸島では影響が長引くでしょう。非常に強い風や大雨、高波に警戒してください。

今日の夕方以降に小笠原諸島が暴風域に

大型で強い台風9号は午前10時現在、父島の東南東約300キロを時速30キロで北に進んでいます。台風はこのあと強い勢力を維持したまま、北西方向に進路を取り、今日の夕方から夜にかけて小笠原諸島が暴風域に入る可能性があります。明日29日には小笠原諸島に最接近し、その後は31日頃にかけて動きが遅くなる予想です。

小笠原諸島では台風の影響が長引くおそれがあります。うねりを伴った高波や、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、非常に強い風にも注意・警戒してください。

「波の予想」(うねりを伴う)
28日〜30日に予想される波の高さ 6メートル

[風の予想]
28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
20メートル (30メートル)
29日〜30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
23メートル (35メートル)

[雨の予想](多い所で)
28日12時から29日12時までに予想される24時間降水量
100ミリ
29日12時から30日12時までに予想される24時間降水量
150ミリ
30日12時から31日12時までに予想される24時間降水量
80ミリ

関東への影響は?

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台風9号は8月1日以降は、北上し関東沖に近づく可能性もあります。進路がまだ定まっていないため、予報円が大きく、予報円の一番西側のコースを通ると千葉県や茨城県などに台風周辺の雲がかかる可能性もあります。近くを通らないコースだとしても、海上ではうねりを伴った高波に注意が必要です。夏休みに入り、海水浴を予定されている方もいるかもしれません。また、台風周辺の湿った空気が流れ込み、局地的に雨雲がかかることも考えられます。今後の台風情報をしっかり確認しましょう。

台風が近づく前の対策 暴風に備えて

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台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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