さくらまや、同居する認知症の祖母「せっけんを食べてしまうことも」介護の苦労を母が明かす 

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2025年07月28日 12:54  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

さくらまやの家族。左から母由美子さん、父清志さん、さくら

歌手さくらまや(27)が認知症とパーキンソン病を併発していると診断された祖母(80)の介護を一部メディアに明かしたことで、SNSなどに「両親は介護をしているの?」などの疑問の声が多数上がっている。


祖母は北海道で夫と2人で暮らしていたが、認知症の症状が悪化したことから昨年、さくらが両親と住む茨城県取手市に引き取り、4人の同居生活を始めた。今年6月にはパーキンソン病を併発していると診断された。さくらは「祖母は食器棚にあるお皿を全部冷蔵庫に入れてしまったり、夜に家の中を徘徊(はいかい)したり、せっけんを食べしまったりすることもある。介護は大変で、きれいごとだけでは、すまないことが多い」など介護の苦労を明かしていた。


母の由美子さん(57)が28日までに日刊スポーツの取材に応じ、要介護3の祖母をめぐる家族介護への疑問や批判などについて説明した。


−さくらが祖母の介護を明かしたことで「さくらだけが介護をしているの?」「両親は介護を放棄しているのか?」などの声がネットなどに多く出ています


由美子さん いえいえ、介護は1人では到底無理です。おばあちゃんから目を離すことは短時間でもできませんから。まやは学業や仕事もありますから、私が中心になって自宅での介護をしています。


−祖母はどんな症状があるのでしょうか


由美子さん 夜中に徘徊をしたり、睡眠にうまく入れない時には私もほとんど眠れない日が続きます。そんな時に娘は『少し仮眠をとったら』と声をかけてくれます。パパはおばあちゃんと一緒にラジオ体操をしたり、YouTubeの演歌の番組を一緒に見て歌ってくれたり、本当に感謝しています。家族3人が協力をしておばあちゃんをみています。


−家族介護は本当に大変だと思います。行政などの助けも借りていますか?


由美子さん 介護って先が見えなくて、時に絶望を感じます。この場では言えませんが、若い女性には無理な世話もありますよね。でも、娘はよく手伝って支えてくれます。脳トレをしたり、食事の声かけ、お散歩などできることが沢山あります。デイサービスやショートステイ、訪問歯科、手すりのレンタルなど、活用できることは活用をしています。特にケアマネジャーさんは縁の下の力持ちで、すごく助けてもらっています。


−先の見えない介護。心がけていることはありますか


由美子さん わが家はまだ“介護1年生”ですけど、何でも忘れてしまう母が、『その時楽しい』と不安なく感じられることをたくさんすることを目標にしています。負けず嫌いの娘がトランプで毎回勝ってしまって、おばあちゃんが悔しがるという風景を見るのがまた、楽しいんですよ。


−7月27日にさくらは27歳になりました


由美子さん 近所でケーキを購入して家族4人でお祝いをしました。おばあちゃんは「えっ? もう27歳になったの」と驚いていました。


◆さくらまや 1998年(平10)7月26日生まれ。北海道出身。日大大学院在学中。08年に10歳の最年少演歌歌手として「大漁まつり」でデビュー。09年に日本レコード大賞新人賞、日本有線大賞新人賞。同年にTBS系「水戸黄門」で女優デビュー。茨城県取手市のPR大使。趣味は読書、ゲーム。血液型O。8月に新曲「暁無双」「ハル」を発売。各サブスクはhttps://linkco.re/bEdYfh0X

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  • 祖母の急須に洗い物用の洗剤を入れていた…。
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