2025年F1第13戦ベルギーGP 優勝したオスカー・ピアストリと2位ランド・ノリス(マクラーレン) 2025年F1ベルギーGP決勝で、マクラーレンのオスカー・ピアストリは今季6勝目を達成、ランド・ノリスは2位だった。ドライバーズ選手権においてピアストリは266点、ノリスは250点で、その差は16点に拡大した。
決勝はウエットコンディションとなり、セーフティカー先導の後、ローリングスタートが採用された。ポールシッターのノリスはラ・ソースでわずかに態勢を崩し、ピアストリがそのチャンスを逃さず、ケメルストレートで首位を奪った。
スリックタイヤへの交換は、大部分のドライバーと同じ12周目にまずピアストリが行い、ミディアムタイヤを装着。ノリスはその翌周まで待たなければならずハードタイヤを選択して2番手でコースに復帰した。
ピアストリとノリスのギャップはピットストップ前の約1.5秒から約9秒に拡大。ノリスはハードタイヤでプッシュしながら、それを徐々に縮めていった。ピアストリはミディアムで最後まで走り切るという難しい仕事に取り組まなければならなかったが、ノリスが何度かミスを犯したこともあり、3.415秒差で勝利を勝ち取った。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)決勝=1位(44周/44周)2番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム
(レース直後のインタビューで、ドライビング中の感触について尋ねられ)「生き生きとした感触だったよ。1周目がレースに勝つための最大のチャンスだと分かっていたし、ターン1からの立ち上がりが良かった。そしてオールージュではできるだけアクセルを緩めずに行ったんだ。それでうまくいった」
「レースの残りも本当によくマネジメントできた。終盤は少し苦しんだけどね。最後の5、6周にはミディアムタイヤはベストではなかったかもしれないけれど、ほとんどの部分で僕の狙いどおりコントロールできていた」
「昨日の自分にはかなり失望していたが、結局のところ、スパでは2番グリッドスタートは悪くないってことが分かった」
「正直言うと、ローリングスタートになって、少しがっかりしていた。チャンスが減ると思ったんだ」
「でも、ターン1からうまく立ち上がることができて、(ノリスの後ろに)ぴったりつけることができた。接近した後は、ランドよりも少しでもアクセルを緩めずに行って、コース上にちゃんととどまることだけを考えればいいと分かっていた。自分の1周目を誇りに思う」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)決勝=2位(44周/44周)1番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード
「オスカーの方が良い仕事をした。それ以上言うことはない。彼の方がオールージュをほんの少し強く攻めて、スリップストリームに入り、勢いを得た。それについては何も不満はないよ」
「レースの初めに彼の方が良い仕事をした。それがすべてだった。その後は僕にできることは何もなかった。もちろん自分がトップでいたかったけれど、今日はオスカーがその座にふさわしい」
「“たられば”を言えば、あれこれある。でもオスカーが勝利に値する。自分のことはこれから自分で振り返るけど、チームのことを考えると、また1-2を獲得できたことをうれしく思う。ここで1-2を達成したのは、かなり久しぶりのこと(注:1999年以来)だと思うから、それをチームにもたらすことができてよかったよ。チームにも、オスカーにも、ふさわしい結果だった」
https://twitter.com/McLarenF1/status/1949499456568909951
[オートスポーツweb 2025年07月28日]