写真HKT48が、7月23日リリースの19枚目シングル「半袖天使」の発売を記念したミニライブをダイバーシティ東京プラザで開催した。Overtureが流れたあと、背中に天使の羽のような装飾が施された衣装を着た選抜メンバー16人がステージに登場。まさに「半袖天使」で、夏の夕暮れに涼しい風を吹かせた。
今冬グループ卒業を発表しているセンターの地頭江音々は、「HKT48はとびっきり夏が似合うグループ。そんな私たちに最強のサマーチューンが来たと思っていて、『半袖天使』でHKT48の底力を見せられたらいいなと思います!」と笑顔でアピール。
この日は新曲のほかに、“夏曲”をテーマにHKT48の「早送りカレンダー」「ビーサンはなぜなくなるのか?」に加えて、AKB48の「あの夏の防波堤」などを披露した。
「半袖天使」でAKB48グループ史上、もっとも長い活動12年目でシングル選抜入りを果たした山内祐奈は、「日付けでいうと、4281日。本当にそれだけ時間がかかったなと思うけど、このステージに立って自分の衣装、立ち位置、歌割りがあるのがすごく嬉しい気持ちで。今まで悔しいこと、悲しいこと、いっぱいあったんですけど……」と思いが溢れて涙目に。ファンから「おめでとう!」と声援が飛ぶと、前を向いて「頑張ってきたぶん、無駄ではなかったと思うので、一生懸命『半袖天使』を盛り上げていけるように頑張ります!」と話すと、大きな拍手が送られた。
それぞれの想いを込めて、ラストは新曲「半袖天使」をふたたび披露。曲終わりには、チームキャプテンの豊永阿紀が「カップリング曲もHKT48の夏らしさ、そして様々な角度の夏の色を楽しんでいただける本当に素敵なシングルに仕上がりました。私たちも自信を持ってお届けしたい。秋にはHKT48は14周年を迎えるので、その先には15周年への道が広がっています。そこに向けて大きな羽を育ててはばたきたいと思いますので、一緒に熱く盛り上げてください!」と呼び掛けた。
常に最高点を更新し続けるための挑戦を恐れないHKT48の夏は始まったばかりだ。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧 安藤龍之介