声優、女優の松本梨香(56)が28日、大阪市の大阪松竹座で舞台「大阪は踊る!」(10月4〜12日、同所)の取材会に出席した。
高遠響氏原作のエンタメファンタジー小説を初舞台化。「ある日突然、道頓堀に石油が湧いた!」と、大阪市長による大阪再生プロジェクト「道頓堀油田開発計画」が始動。浜中文一演じる市役所の雑用処理係“どないしょう課”に勤務する前田拓郎が担当者となり、右往左往するストーリー。松本は大阪嫌いの内閣官房長官・藤木玲子役で出演する。
「ポケットモンスター」のサトシ役など声優としてのイメージが強い松本だが、父親が大衆演劇の座長で自身も舞台出身。松竹座の舞台に立つのは「夢だった」といい、「父も天国で喜んでくれていると思う。見に来てくれたみんなの声を『ゲットだぜ』したい」と笑顔を見せた。
ストーリーにちなみ、油田を掘り当て、億万長者となった場合の使い道を聞かれると、「『めざせポケモンマスター』という歌でダブルミリオンを達成したんですが、印税契約をしていない。10万円とかで買い取ってもらった」と億万長者になり損なった過去を告白。「でも、お金で買えないもので満たされているので、劇場を作ったり心を豊かにしたい。芸事に使っちゃいそうです」と話していた。
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