石破首相発言要旨=自民両院懇

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2025年07月28日 18:31  時事通信社

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時事通信社

 28日の自民党両院議員懇談会での石破茂首相(党総裁)の発言要旨は次の通り。

 先般の選挙、大変厳しい結果となった。多くの同志が議席を失った。深く心からおわび申し上げる。

 なぜこのような結果となったか、虚心坦懐(たんかい)に反省し、考えを巡らせてきた。国民の多様な意見に真摯(しんし)に耳を傾けたい。政策が届かなかったのか、党の在り方に批判があったのか、ということをよく考えていきたい。

 かつて私どもは下野したことがある。私は政調会長を務めていた。地方の方々、青年の方々、女性の方々、多くの意見を承ってきた。皆さま方の声を率直に、謙虚に、真摯に聴かねばならない。

 そして私どもは、この国の在り方、国家国民に責任を持たねばならない。常に責任政党を標ぼうしているのはそういうことだ。

 トランプ米大統領との間で関税交渉が決着した。確実に(実行に)移されるよう最大限の努力をしていかなければならない。それぞれの地域で、自分が米国に輸出している品目はどうなるのか。これから先の資金繰りはどうなるか。そういうことに万全の対応をしていかねばならない。

 米国と欧州連合(EU)が関税交渉の大枠合意をしたという報道があった。日米合意が一つの基礎となっている。この合意は日米のみならず、これから先の世界の貿易の在り方を律するものになる。そうであるだけに、合意の着実な実行に全力を尽くし、万全を期したい。

 党としていかにあるべきかについての徹底的な議論。一言で言えば、自民党はわれわれの思いを分かったんだね、という得心を国民にいただくことが重要だ。そのために最大限の努力をし、国家国民に対し、決して政治空白を生むことがないよう責任を果たしていきたい。

 投開票日翌日、私は記者会見で「赤心奉国」というあまり耳慣れない言葉を口にした。一切の偽りのない心で、うそのない心で、国家国民のために尽くす。その思いでこれから先、臨んでまいりたい。自民党が信頼を回復し、国家国民の将来、世界のために責任を果たすべく、意見を承りたい。 

このニュースに関するつぶやき

  • 国民の信を得られてないことは三度の大敗で火の打ちどころもないほど証明されてるだろ?石破の頭の中でどんなに「赤心奉国」と言ったところで、国民はそれを信用できない。このままでは自民が終わるだけではなく日本が終わるぞ。
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