『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見 2時間SP』黒柳徹子の衣装プロデューサー・田川啓二氏(C)テレビ朝日 29日午後7時から放送されるテレビ朝日系『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見 2時間SP』では、MCの小泉孝太郎と高嶋ちさ子、特別顧問の黒柳徹子が、藤森慎吾の進行のもと“華麗なる一家=プラチナファミリー”の暮らしをひもとく。今回の放送は、黒柳にゆかりのある人々に密着する特別編となっている。
【写真】黒柳徹子を支える”パートナー”田川啓二氏 番組では、ビーズ刺しゅうデザイナーとして日本を代表する田川啓二氏にスポットを当てる。黒柳の衣装を長年プロデュースしてきた田川は、私生活でも親交の深い存在。舞台衣装から『徹子の部屋』の衣装までを手がけてきた田川氏の暮らしぶりを、長野・軽井沢の別荘で取材する。自然に囲まれた白い邸宅には黒柳のための部屋、まさに“徹子の部屋”も存在し、黒柳がたびたび訪れているという。別荘は、大正時代に政治家として名を残した曾祖父の旧宅を建て替えたもので、当時の素材や家具も生かされている。
華やかな家系に生まれた田川氏が、ビーズ刺しゅうという道を選んだ背景には、グラフィックデザイナーとして活躍する兄の存在があった。会社員を辞めて刺しゅうの世界へ飛び込む際に背中を押されたというエピソードも語られる。
運命の出会いは2002年。子どもの頃からテレビ越しに黒柳に親近感を抱いていた田川氏は、「この人なら理解してくれる」と強く思っていたという。その後、『徹子の部屋』で共演したことをきっかけに意気投合。黒柳も「話が止まらないほど合って、親友という感じ」と振り返っている。
さらに2015年、田川氏に黒柳のマネジメントを依頼する声があがるが、黒柳本人から「それはダメ」と断られる。そこには、田川氏の才能を大切に思う黒柳の深い気持ちがあった。真意を知った小泉は「徹子さんの思いにぐっとこみ上げてきました」と感動をあらわにする。
番組ではまた、田川氏が構想7年をかけて実現させた「黒柳徹子ミュージアム」にも密着。土地探しから建設会社の手配まで田川氏が尽力したこの施設は、若い世代にも黒柳の考え方や生き方を伝える場として作られた。オープン当日に黒柳が語った、田川や衣装に込めた思いも紹介される。
そのほか、黒柳と共演経験を持つ音楽家の息子でクリエイティブディレクターとして活躍する人物や、高嶋の親友で世界的チェリストの水谷川優子との思い出の地・桐朋学園や成城を巡る模様も放送される。