オアシス、再結成ツアーのロンドン公演スタート 8万人熱狂の初日でオジー・オズボーンさんに「Rock 'n' Roll Star」捧げる

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2025年07月29日 11:45  ORICON NEWS

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『oasis live '25』ロンドン公演の模様 (C)Big Brother Recordings
 再結成ツアー『oasis live '25』を開催中の英ロックバンド・オアシスが、現地時間25日にロンドン・ウェンブリー・スタジアムでロンドン公演初日を開催し、約8万1000人の観客を動員した。オアシスがロンドンでライブを行うのは2009年以来で、同スタジアムでは全7公演で約63万人を動員予定だ。

【ライブ写真】熱気伝わるオアシス再結成ツアー、ロンドン公演の模様

 この日は午後8時15分にノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーが手を取り合って登場し、会場は大歓声に包まれた。「Cigarettes & Alcohol」前には、リアムが観客に“ポズナン(※サッカークラブのマンチェスター・シティのサポーターがやる“ピッチに背を向けて腕を組み、一斉にジャンプする”応援スタイル)”を促し、「ブーイングするんじゃねぇぞ、アーセナル・ファン。お前らがリーグ首位じゃないのは、俺たちのせいじゃねぇからな」と挑発的な言葉を投げかけた。

 「Half The World Away」では、ノエルが「次の曲はロイヤル・ファミリーに捧げるよ。(マンチェスターの庶民一家が主役のシットコム『The Royle Family』ではなく)本物のロイヤル・ファミリー(王室)にね」と紹介。「Live Forever」の終盤には、22日に死去したオジー・オズボーンさんの肖像がスクリーンに映し出され、リアムが「次の曲はロックンロール・スター、オジー・オズボーンに捧げる」と語って「Rock 'n' Roll Star」へと突入した。

 アンコールではバンドが再びステージに戻り、4曲を追加披露。ノエルは「次は会場にいる全マンチェスター・シティ・サポーターに捧げる曲だ。“The Masterplan”!」と宣言し、ファンの歓声に応えた。ラストの曲ではリアムが「みんな最高だった。とんでもなく熱かったぜ! じゃあ行くぞ、“Champagne Supernova”! ありがとう!!」と呼びかけ、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。

 ツアーは今後、イギリス、アイルランド、北米、メキシコ、アジア、オーストラリア、南米を巡る全33公演を予定しており、マンチェスター・ヒートン・パークでの凱旋5公演初日に収録された「Cigarettes & Alcohol」のライブ音源も公開中。セットリストのプレイリストも公式に発表されている。

 再結成ツアーに連動する形で、オアシス関連のリリースも活発化している。いしわたり淳治による新対訳の日本語字幕付きミュージックビデオ「アクイース」が公開された。リアムとノエルが交互にボーカルを担当する同曲は、当初「サム・マイト・セイ」のB面曲として発表され、のちに“裏べスト”とも称されるアルバム『ザ・マスタープラン』(1998年)に収録された人気ナンバーで、今回のツアーでもセットリストに含まれている。

 さらに、10月3日には2ndアルバム『モーニング・グローリー(原題:(What’s The Story) Morning Glory?)』の30周年記念デラックスエディションがリリース予定。未発表のアンプラグド音源5曲を含む内容となっており、「Acquiesce (Unplugged)」は先行配信が開始された。

 そのほか、8月22日には輸入盤ボックスセット『Complete Studio Album Collection』がリリースされるほか、日本公式オンラインストア『Oasis Live ‘25 JAPAN Official Online Store』ではツアーTシャツの販売がスタート。初来日公演の会場・渋谷クラブクアトロにちなみ、“聖地”東京・渋谷MIYASHITA PARKでは来日記念ポップアップショップの開催も決定しており、詳細は追って発表される。

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