永野芽郁(25)が28日(日本時間29日)カナダ・モントリオールで開催中の第29回ファンタジア映画祭シュバル・ノワールコンペティションに出品された主演映画「かくかくしかじか」(関和亮監督)上映会に、原作者・東村アキコ氏(49)とともに急きょ、登場し舞台あいさつを行った。
「週刊文春」で4月23日に俳優田中圭(40)との二股不倫疑惑などを報じられた後、永野は公開初日の5月16日に東京・丸の内ピカデリーで、メディアを入れない形で行われた初日舞台あいさつに登壇。「このたびは、お騒がせし、関係者にご迷惑をおかけして、すみません」と涙ながらに謝罪したが、それ以来、2カ月ぶりの公の場とみられる。
上映後、映画祭の参加について「私自身、初めての海外の映画祭だったので、どんな雰囲気なのかと緊張していましたが、モントリオールの劇場にきてくださったみなさんがすごくアットホームで、一気にモントリオールも大好きになりましたし、すごく良い思い出になりました」と語った。
永野は上映前に登壇すると「ボンソワール(こんばんは)永野芽郁です。今日は来てくれて本当にどうもありがとうございます。今日はぜひ映画を楽しんでいただけると嬉しいです。」と満員の客席に向かって、フランス語と流ちょうな英語であいさつ。
モントリオールの感想を聞かれ、「モントリオールは都会と地元(田舎)が混ざったような雰囲気で、初めて伺ったのですが、とても落ち着く場所でした」と語った。
|
|
一般の観客との写真撮影後、上映され、終了後には会場でスタンディングオベーションが起きた。鑑賞した観客とのQ&Aでは「東村先生自身を演じることは緊張したのではないか?」と質問が出た。永野は「東村さんが現場に来てくださっていたので、とにかく先生の真似ができたらいいなと思っていたのですが、先生のチャーミングさがモニターに映っていたらいいなと思います」と答えた。
東村氏は「永野芽郁という女優は素晴らしい、この人しかこの役をできる人はいなかったと改めて皆さんの反応を見て思いました。日本ではよく似ているって言われるんです」とコメントし、永野芽郁コールで会場を盛り上げた。
永野は上映後、現地の反応について聞かれ「現地のみなさん、すごく盛り上がってくださって、やっぱり言葉の壁もあるのかなと思っていたんですが、私たちが日本語でお話してもみなさんすごく笑顔でずっと聞いてくださって、映画を心待ちにしてくださっていたんだなというのを、みなさんの反応から感じることができてとてもありがたかったです」と喜んだ。
海外へと上映が広がったことについては「いや〜、すごくうれしいです。でもやっぱり、この物語は東村アキコ先生の人生を描いている作品ですので、まずは、東村先生が生きてきた時間を私は演じることができてとても幸せでしたし、きっと世界共通で、みなさんにとって恩師だったり、尊敬する人がいるとおもうので、みなさんに共感していただきながら、世界中にどんどん響いていってほしいなと思います」と答えた。
◆「かくかくしかじか」 東村氏が自伝的作品として描いた同名漫画の実写化作品。永野演じる女子高生林明子と、ダブル主演の大泉洋(52)が演じたスパルタ絵画教師・日高健三先生との9年間を描いた。漫画家になるという夢を持つ、ぐうたら高校生の林明子(永野芽郁)。人気漫画家を目指していく明子には、スパルタ絵画教師・日高健三先生(大泉洋)との戦いと青春の記録があった。日高先生が望んだ二人の未来、明子がついた許されないウソ…ずっと描くことができなかった9年間の日々が明かされる。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。