
【動画】シリーズ初となる“敵対するナヴィ”の登場? 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告編
全世界歴代興行収入ランキングで第1位に君臨する『アバター』(2009)。そして『タイタニック』(1997)を超え、同ランキングで第3位にランクインする偉業を成し遂げた前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)。これらの作品を世に贈りだし映画界の頂点を極め、さらに映像技術に関して進化し続ける巨匠ジェームズ・キャメロンが監督する「アバター」シリーズの第3弾となる最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が12月19日より日米同時公開となる。
2154年、滅亡間近の地球。人類存続の最後の希望は、神秘の星パンドラだった。貴重な鉱物資源を採掘するため、人類はパンドラの先住民族ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体〈アバター〉を開発する。戦地で両足を負傷し、生きる希望を見失っていた元海兵隊のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)は、亡くなった兄に代わり〈アバター〉となってナヴィに接触。彼らの生き方に共鳴したジェイクは、ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、生きる希望を取り戻していく。
ジェイクとネイティリは家族を築き、キリ(シガーニー・ウィーバー)やロアク(ブリテン・ダルトン)ら子どもたちと平和に暮らしていた。しかし、クオリッチ(スティーヴン・ラング)率いる人類がパンドラに現れたことで神聖な森を追われてしまう。ジェイクたちはその先で出会った“海の部族”と共闘し、あまりにも大きな犠牲を伴いながら、人類を退けることに成功。しかし、再び到来する人類による侵略、そして“アッシュ族”の脅威が降りかかる…。
この度、待望の予告編が初解禁。これまで描かれてきた神秘の星パンドラの美しい森や海から一変して、灰の舞う火山での、新たな種族との出会いが映し出される。
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新たに出会うのは、自然と共生してきた“森の民”や“海の民”とは違い、自然に裏切られた経験から憎悪を募らせているとされる“アッシュ族”。火口域に住むアッシュ族の民が、指先で炎を操る姿も収められ、火に関係する部族であることがうかがえる。今回、シリーズ初となる“ナヴィのヴィラン”の登場となり、一体なぜ彼らは敵対することになってしまったのか興味が高まる。
また、パンドラのすべての生命体と繋がり、ナヴィに女神と称される<エイワ>と関係を持つ、特別な力を秘めたキリがロナルに「あなたに力があるならやりなさい」と告げられる場面も映し出され、今作でも重要なキーパーソンとなることを匂わせる。しかし、“アッシュ族”を率いるリーダー・ヴァランが「お前の女神は、ここでは何の力も無い」とキリに吐き捨てる、意味深なシーンも。そしてジェイクと因縁の仲である、クオリッチ大佐が率いるスカイ・ピープル(人間)が再来し、クオリッチとアッシュ族が接近する様子もうかがえる。
映像ではさらに、ジェイクが次男ロアクと衝突する姿や、長男ネテヤムを殺したスカイ・ピープルに憎悪を募らせ、クオリッチの息子でもある戦争孤児のスパイダーにさえ憎しみの目を向けるネイティリに対し、ジェイクが「憎しみを抱えて生きてはいけない」と諭すシーンも。キャメロン監督は、“火”を憎しみ・怒り・暴力、“灰”を悲しみや喪失と捉え、終わりない悪循環をタイトルに込めたと明かしているが、新たな脅威に立ち向かうサリー家の運命の行方は? 果たして家族とパンドラを守り抜くことはできるのか? 壮大なストーリーを予感させる圧巻の予告映像となっている。
先日には、最新作を楽しみに待つファンが集結し、一足先に“日本最速”で予告編を鑑賞。ナヴィやクオリッチ大佐風のメイク、衣装を身にまとうなど熱量の高いファンが興奮冷めやらぬ様子で期待を寄せたほか、「ヴァランは果たして敵なのか、最終的に味方になるのか」など早くも様々な考察が飛び出していた。
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映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、12月19日より日米同時公開。