
東北地方は高気圧に覆われて、来週にかけて厳しい暑さが続く見込みです。盛岡・山形など内陸部を中心に猛暑日の日が多くなりそうです。一方、台風9号からの湿った空気の影響で、太平洋側の南部では雲が広がりやすく、雨の降る日もありそうです。台風9号の動向次第で予報が変わる可能性があるため、最新の台風情報をこまめに確認してください。
30日(水)〜8月5日(火) 猛暑と夏空 局地的な雨も
明日30日(水)以降も、東北地方は高気圧に覆われて、北部を中心に夏空が広がるでしょう。日中はジリジリとした強い日差しが照り付け、紫外線が強まりそうです。外出の際は日傘や帽子などでしっかりと紫外線対策を行ってください。8月4日(月)と5日(火)は、にわか雨の所があるため、空模様の変化にお気をつけください。
一方、仙台や福島など太平洋側の南部では、湿った空気の影響で雲が広がりやすくなりそうです。2日(土)と4日(月)は、福島で雨が降る予想です。
この先も、うだるような暑さが続きます。盛岡・山形など内陸部を中心に、最高気温が35℃以上の猛暑日が予想され、暑さとの戦いは長期戦となりそうです。こまめな水分補給や冷房の活用など、無理のない暑さ対策を続けてください。
台風9号の東北地方への影響は?
台風9号は、29日15時には、父島の北北東約160kmにあって、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いている状況です。
台風9号は小笠原付近にしばらく停滞したあと再び北上する見通しです。台風から距離のある東北地方でも強風や高波の影響が出る恐れがあります。とくに注意したいのが「うねり」です。見た目が穏やかでも急に波が高まることがあり、海水浴や釣りなど海のレジャーは十分な警戒が必要です。
気になる進路ですが、今回の台風は今後の動きが非常に不確実です。5日先までの予報円は大きく広がっており、進路によっては東北地方にも影響が出る恐れがあります。
この時期は夏休みシーズンとも重なり、帰省や旅行、夏祭りへの参加を計画している方も多いと思いますが、最新の気象情報をこまめにチェックするようにしてください。
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高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで
台風の影響は海に始まり、海に終わります。離れていても油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時に、海水浴やサーフィン、釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。むやみに海に近づかないでください。
8月6日(水)〜11日(月) 危険な暑さは小休止 暑さ控えめウィーク
お盆前の8月上旬は、すっきり晴れる日が少なくなりそうです。特に8月6日(水)から8日(金)にかけては、広い範囲で雨が降るでしょう。また、9日(土)から始まる3連休も、北部を中心に雨の降る所がありそうです。お出かけやレジャーを予定している方は、こまめに予報を確認するようにしましょう。
気温は平年より高めの日が多いものの、ここ最近のような「危険なレベルの暑さ」はやや落ち着く見込みです。ただし、湿度の高い状態が続くため、蒸し暑さによる熱中症には引き続き注意が必要です。
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