『月のこおり』©2025 年映画「月のこおり」製作委員会今井翼主演映画『月のこおり』の公開日が11月21日(金)に決定し、ポスタービジュアルも公開された。
写真家の北村竜次は、札幌のとある専門学校で特別講師として写真の講義をした際に、ジャズシンガーを目指す生徒・小春と出会う。歌っている姿を撮ってほしいと頼まれ、ジャズクラブに小春のライブを見に行き、その才能に惚れこむ。それ以来毎年、小春を撮った写真の個展を札幌で開催するようになる。
9回目の個展を開催した春。竜次と小春は、ギャラリーのオーナー・吉岡から、ギャラリーを閉めることを伝えられる。会う度に、小春から就職や結婚の報告を受け、彼女の人生が進展していることを感じていたが、個展の最終日に小春の専門学校時代の友人らが現れ、実は小春は結婚していないことを知る。そんな折、娘は一人暮らしを始めることになり、妻からは離婚を切り出される――。
本作は、“始まりと終わり”を描き、札幌を舞台に、写真の最初の1枚と最後の1枚をテーマに綴られる大人のラブストーリー。
妻子がありながらも、特別な気持ちを抱えながらジャズシンガーの女性の成長をカメラに収め続ける、主人公の写真家・北村竜次を今井、ジャズシンガー・小春をすみれ、竜次の妻を宮地真緒、娘を深尾あむ、個展ギャラリーのオーナー吉岡を近藤芳正が演じる。
監督・脚本は、作詞作曲家、シンガー、映画監督、脚本家をこなすマルチクリエーターの堂野アキノリ。作中のギャラリーに並ぶ写真は、レスリー・キーが撮影したものを使用している。
公開されたポスタービジュアルでは、成長を見守る竜次、彼が見つめる先の小春が写し出され、彼らが紡ぐ思いが言葉ではなく、写真家、歌手という垣根を超えた芸術の中で表現されていることを感じることができる構成となっている。
レスリー・キーが本作のために撮り下ろした写真を贅沢に使用し、本作が芸術×恋愛の魅惑の融合作品であることが伝わるデザインだ。
『月のこおり』は11月21日(金)より新宿バルト9ほかにて順次公開。
(シネマカフェ編集部)