函館は7月の真夏日日数を更新中! 道内この先一週間の天気と気温変化は

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2025年07月29日 16:32  日本気象協会

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日本気象協会

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今日(29日)午後3時までの道内の最高気温は、晴れ間の出た道北や道央、道南方面で平年より4℃ほど高く、函館では31.1℃を観測しました。函館では7月における真夏日の日数を大幅に更新中です。
また、今週末は道内の一部で天気が崩れますが、気温と湿度は高めに経過する見込みです。湿度が高いと体内に熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高まります。北海道も夏休みシーズンが始まりましたが、引き続き熱中症への対策を心がけて下さい。

今日(29日)の最高気温は、広く平年より4℃ほど高めに 7月の函館は記録的な暑さ

今日(29日)の道内は、道北や道央、道南方面など北海道の西半分の地域で晴れ間の出た所が多く、気温も平年より4℃ほど高くなりました。
午後3時までの最高気温は、函館で31.1℃と2日連続で30℃以上となり、今月15回目の真夏日となりました。7月における真夏日日数が最も多かった1978年と2021年の7回を大幅に更新しています。また、今月7日に今年初めて30℃以上を観測して以来15回目の真夏日ですが、年間としても1872年からの統計史上すでに3番目に多い記録となっています。

週末は一部で天気崩れる 気温と湿度は高めに経過し、蒸し暑い一週間に

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8月1日金曜日にかけての道内は、目立った天気の崩れはなく、日本海側やオホーツク海側を中心に日差しを感じられそうです。しかし2日土曜日は気圧の谷の影響で、日本海側北部やオホーツク海側の一部で雨の降る所があるでしょう。また、3日日曜日は台風9号の動向次第で太平洋側の一部で雨となる可能性があります。最新の予報に注意して下さい。4日月曜日以降も気圧の谷が近づき、すっきりしない天気が続きそうです。

また、北海道付近は暖かく湿った空気の影響を受けやすく、最低気温、最高気温はともに平年よりも高めに経過するでしょう。札幌や旭川は連日真夏日となりそうです。7月24日には北見で39.0℃と7月における道内の最高気温を更新しましたが、先週のような危険な暑さにはならないものの、湿度が高めに経過する見込みです。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体に熱がこもりやすくなるため引き続き熱中症には注意が必要です。

北海道も夏休みシーズン突入! 熱中症対策に有効なグッズは

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熱中症対策グッズとして、扇子やうちわ、携帯扇風機は、風を起こすことで汗の蒸発を促し、体内の熱を発散させる効果があります。特に首元や脇の下など、太い血管の通っている部位に風を当てたり、また保冷材などの冷却グッズを当てることで、より効率的に体を冷やすことができます。北海道も夏休みシーズンに突入し、外出する機会も増える時季のため、ぜひ参考にして下さい。

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