チャビ・ビエルゲ(Honda HRC)/2025WorldSBK第8戦ハンガリー
7月29日、ホンダ/HRCは2025年FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦鈴鹿8時間耐久ロードレースにおいて、Honda HRCの第3ライダーをイケル・レクオーナからチャビ・ビエルゲに変更すると発表した。
スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に参戦しているレクオーナは、Honda HRCの鈴鹿8耐ライダーに起用され、発表前の6月18〜19日に鈴鹿サーキットにて実施されたテストにも参加していた。
しかし、7月26日に行われたWorldSBK第8戦ハンガリーのレース1において、オープニングラップの2コーナーで7台が絡む多重クラッシュに巻き込まれて転倒。その際に左手首(左前腕遠位部)を骨折して、日曜日のレースについては欠場を余儀なくされ、1週間後の鈴鹿8耐への参戦も不可能だと判断された。
そして、レースウイークを控えた7月29日、WorldSBKでのチームメイトであるビエルゲがレクオーナに代わり鈴鹿8耐を走ることが発表された。スペイン人ライダーのビエルゲは、2023年の鈴鹿8耐に参戦し、高橋巧と長島哲太の3名でTeam HRC(現:Honda HRC)の2連覇に貢献した経験を持つ。
直前でのライダーラインアップ変更は、4連覇がかかるHonda HRCにとって不安材料ではあるものの、高橋、ヨハン・ザルコ、ビエルゲの優勝経験者3人という強固な体制には変わらない。
[オートスポーツweb 2025年07月29日]