綾瀬はるか(40)が出演する、ユニクロのCMが話題となっている。看板商品である「エアリズム」トップスのCMだ。優れた吸汗速乾性、接触冷感を持つユニクロ独自のエアリズム素材を使った商品は、おさまる気配のない猛暑が続く今ぴったりのアイテムで、CMを目にする機会もぐんと増えている。
冒頭のCMは、綾瀬はるかが上半身裸でまっすぐ目の前の空を見つめるシーンから始まる。女友達と泣きながら相談に乗ってもらった翌朝だろうか。親友役の向里祐香(34)から「元気になった?」と声をかけられると、小さく「うん」と答え、綾瀬がエアリズムを着る。「肌ってあなたの親友みたいなものだ」とナレーションが入り、いつもの日常がはじまっていくーーそんなCMだ。
綾瀬の背中が大写しになる場面から始まるため、放映当初から《この背中が綺麗すぎてテレビの前で固まっちゃった。》《エアリズムのCMの綾瀬はるかの背中美しすぎないか?》などの投稿がネット上では多く見られていた。いっぽう、《ユニクロのエアリズムのCM、綾瀬はるかの上裸(背中だけだけど)に必然性ある?》などの“上裸カット”について疑問を呈する声もあった。しかし、あるファッション誌編集者によれば「全くいやらしさを感じない。商品の特性にあわせた演出が見事」という。
「エアリズムやブラトップなど、ユニクロのインナーウェアの売りは、やはりなんと言っても、着心地の良さや快適さ。CMでは、それを強調して着用者がまるで“裸”であるかのように自然に過ごせる様子を描写しているので、コンセプトにばっちりハマった演出といえます。実際にファッション誌でも使っている手法ですが、ただ単にアイテムの特徴を伝えるだけでは読者の共感を得ることができないからです。ロケ場所や小道具、モデルの表情やポージングなどあらゆる手段を使って“雰囲気”を誌面で作り上げ、アイテムの良さを伝えるようにしています」(前出・ファッション誌編集者)
さすがユニクロというべきか、商品コンセプトにあった演出といえるだろう。過去にも同じく人気アイテム「ブラトップ」のCMでも、その演出がたびたび話題になっていた。
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「思い出されるのは’08年に放映された、吹石一恵さん(42)が初代ブラトップのCMでしょう。今回のCMと同じく上半身裸でブラトップを着用するシーンから始まり、颯爽と街を歩くシーンは衝撃を与えました。以降、栗山千明さん(40)や山田優さん(41)なども同様の演出でCMに出演しています。発売当初、カップ付きブラで出歩くことに対して、世間の目は“ノーブラ”のイメージがつきまとっていましたが、彼女たちの“堂々とした佇まい”のおかげか、現在ではすっかり市民権を得ています。下着市場でも中心的存在ですし、夏が近づくと女性ファッション誌では必ずブラトップ特集が組まれるほどです」(同・ファッション誌編集者)
賛否を呼んだ“上半身裸”のCMだが、ただ話題を呼ぶためだけの演出ではなさそうだ。
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