2025スーパーGT第2戦富士 シェイドレーシング GR86 GT いよいよ8月2〜3日、静岡県の富士スピードウェイで開催されるスーパーGT第4戦『FUJI GT SPRINT RACE 夏休みスペシャル』。すでにエントリーリストが発表されているが、注目とも言えるのがGT300クラスに参戦するシェイドレーシング GR86 GTだ。同じ富士スピードウェイで行われた5月の第2戦の後、鈴鹿サーキットに移動して行われたGTエントラント協会の合同テストで火災に見舞われていたが、第4戦で復活を果たす。
今季は平中克幸/清水英志郎/佐野雄城というラインアップで参戦しているSHADE RACING。参戦開始から使用しつづけているGR86 GTとミシュランの組み合わせで戦ってきたが、第2戦富士の後に鈴鹿で行われたGTE合同テストの初日となる5月13日、セッション2を走行中に火災に遭ってしまった。
チームは5月16日に火災発生を報告し、6月には第3戦セパンへの参加見送りを発表。7月4日には火災により損傷したシェイドレーシング GR86 GTを復活させる方針を示した。そして迎える8月2〜3日の第4戦には、その復活した車両が登場することになった。
SHADE RACINGの立ち上げから関わり、ドライバーとしてだけでなくチーム副代表でもある平中克幸に、スーパー耐久第5戦オートポリスのレースウイーク中に進捗を聞くと「まだエンジンに火は入っていませんが、だいぶ形はできていますし、大丈夫だと思います」と第4戦の参戦に向けて自信をみせた。レースウイーク前には平中はドライブしないものの、チェック走行も行うという。またチームはSNSで完成形に近いシェイドレーシング GR86 GTの動画も公開している。
不幸中の幸いというべきか、火災が起きたのは5月。間に第3戦セパンこそあったものの、第4戦までの間に国内でのスーパーGTは2ヶ月半近く時間があったことで、1戦のみの欠場で済むことになる。とはいえ、その間には多くの苦労があったはずだ。
「メカニックのみんなもずっとハードワークでやってきてくれていますし、まずはしっかり走りたいですね。みんなのハードワークに応えるためにも頑張りたいです」と平中はチームメンバーの思いを走りに繋げたいと語った。
この週末、まずはシェイドレーシング GR86 GTがコースインする際にはぜひSHADE RACINGのチーム全体の熱い思いと努力を感じて欲しいところだ。
https://twitter.com/ShaderacingO/status/1949714866341851512
[オートスポーツweb 2025年07月29日]