握手する岩屋毅外相(右)と韓国の趙顕外相=29日午後、外務省(代表撮影) 岩屋毅外相は29日、来日した韓国の趙顕外相と東京・霞が関の外務省で初めて対面で会談した。改善基調にある日韓関係を安定的に発展させるため、緊密に意思疎通していくことを確認。北朝鮮とロシアが軍事協力を深めるなど日韓を取り巻く安全保障環境が悪化している現状を踏まえ、日韓や日米韓の連携を引き続き図る方針で一致した。
21日に就任した趙氏にとり、今回は初の外国訪問。岩屋氏は会談で「李在明政権発足以降、大変緊密な意思疎通が行われていることを歓迎したい」と表明。趙氏は「『実用外交』という政策に基づき、対日関係を未来志向的に発展させていきたい」と応じた。

会談に臨む岩屋毅外相(右手前)と韓国の趙顕外相(左手前)=29日午後、外務省(代表撮影)