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30日午前8時25分ごろ、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震があった。地震の規模はマグニチュード(M)8・7と推定される。気象庁は北海道から和歌山県の太平洋沿岸に津波警報を出した。
東北大の今村文彦教授(津波工学)は、地震の規模が巨大な上に震源が浅いことから「津波を発生させやすい」と指摘する。
今回の津波は揺れを感じないほど離れた場所で発生した地震による津波が日本にまで到達する「遠地津波」だという。特徴について「最大の津波が遅れて来る。津波が沿岸部や海底で反射するため、さまざまな場所に到達するほか、意外な方向から次の津波が来るなどして継続時間が長くなる傾向にある」と説明する。【大野友嘉子】
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