楽しくて仕方ない稽古の様子を語った小池栄子 (C)ORICON NewS inc. 俳優の小池栄子(44)が30日、都内で行われた2025年劇団☆新感線45周年興行・初夏公演チャンピオンまつり いのうえ歌舞伎『爆烈忠臣蔵〜桜吹雪 THUNDERSTRUCK』製作発表に登壇した。
【集合カット】明るい現場!古田新太&小池栄子&向井理ら豪華出演者たち 会見には、出演者と制作陣が大集結。冒頭のあいさつで小池は「毎日毎日稽古が楽しくてしょうがないです」とし、「劇団☆新感線の大ファンですし、かずきさん(作・中島かずき氏)が書いてくださった本がとにかく楽しくて魅力的で、いのうえさん(演出・いのうえひでのり氏)がニコニコしながら演出をつけてくださって」と明かした。
小池は「私もことし45歳になるので、私が生まれたときにみなさんが劇団を立ち上げたかと思うと、もはやお父さんお母さんといっしょにやっているような気分すらするくらい、歴史のある劇団のみなさんだなっていうのに、やっぱりみなさんのお芝居が楽しくて、毎日稽古でレジェンドたちのお芝居を眼の前で見られて」としみじみ。ここで「(橋本)じゅんさんとは親子なので、じゅんさんの何かを盗みたいなと思ったり」とし、古田新太から「やめとけ!」とツッコみが入り笑いが起こる一幕も。
「(橋本じゅんには)表情いろいろ教えていただいたりとかしたし、羽野(晶紀)さんの舞台を見に行ったときに絶対共演したいと思ってそれをお伝えさせていただいたんですけど、めちゃめちゃかわいいと思いながら見て、(橋本)さとしさんはもっとしゅっとしてるイメージだったので、漢字読めないのがものすごいショックだった」と先輩イジりをまじえながらリスペクトを語り、「ごほうびのような稽古時間」と表現した。
また、「長時間にはなると思いますが、絶対に観てよかったと思ってもらえるような作品になるよう、一生懸命頑張りたいと思いますので、楽しみにしてください」と呼びかけた小池。本作での扮装については「(ポスターでも)どこにいるかわからないって言われたんですけど、コントやっててよかったと思います」とし、「ポスターはやっぱりパッと見たときに伝わるような表情は大事だと思ってたんで、いろいろ叫ばせていただきました」と隅々まで全力。最後には、「今できることは全力で出し切ってお客様に喜んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と意気込んだ。
劇団☆新感線45周年と銘打つ本公演は、10年ぶりに”チャンピオンまつり”を掲げ、江戸時代を舞台に、歌舞伎の大名作『忠臣蔵』を上演するために愚かしいほどに芝居作りに情熱を傾け奔走する演劇人を描く。座付作家・中島かずき氏書き下ろしによる、歌舞伎の名シーンをリスペクトした劇中劇の数々と、これまで新感線が上演してきた45年分の作品をごった煮したセルフパロディー・セルフオマージュの要素が、主宰・いのうえひでのり氏による演出で華々しく立ち上がる。
出演は、劇団の看板俳優・古田新太、高田聖子、粟根まことらに加え、6年ぶりの出演となる橋本じゅん、8年ぶりの出演となる羽野晶紀、そして5年ぶりに出演の橋本さとし。今や舞台だけでなく映像作品でも第一線で活躍する面々が舞台で一堂に会するのは、演出のいのうえ氏が俳優として最後に出演した作品でもある、1994年の劇団公演『古田新太之丞東海道五十三次地獄旅〜ハヤシもあるでョ!』以来、実に31年ぶり。まさに“まつり”となる。そして、小池、早乙女太一、向井理という、もはや準劇団員との呼び声も高い新感線を熟知した豪華ゲスト陣が、「この“まつり”の神輿を共に担ぐ!」と名乗りを上げた。
公演は、9月19日〜23日に長野・まつもと市民芸術館、10月9日〜23日に大阪・フェスティバルホール、11月9日〜12月26日に東京・新橋演舞場にて上演される。