立憲民主党全国幹事長・選対責任者会議(オンライン会議)であいさつする野田佳彦代表(中央左)=31日午後、東京・永田町の同党本部 立憲民主党は31日、先の参院選を総括するため、全国幹事長・選対責任者会議をオンラインで開いた。野田佳彦代表は議席の伸び悩みについて「惰性に流れ過ぎていた」と反省の弁を口にし、衆院選に向けて無党派層へのアピールに注力する方針を示した。8月中に総括文書を取りまとめる。
野田氏は「これまで自民党への批判が高まっている時は野党第1党が無党派(の票)を一番多くいただく構図があった」としつつ、今回は「比例区で伸び悩み、複数区で現職が敗れる事態も発生した」と指摘。「厳しく受け止めなければならない」と語った。
大串博志代表代行によると、会議ではSNSでの発信強化に向け、研修や広報の拡充に取り組むべきだとの意見が相次いだ。執行部の刷新を求める声は「なかった」という。同党は8月1日に両院議員懇談会を開く。落選した候補者からも意見を聴取する方針だ。