ピッチを上げるジェネシスLMDhの開発に専念へ。ピポ・デラーニがELMSから即時離脱

　ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦するCLXモータースポーツは、ピポ・デラーニが同チームから即時離脱すると明らかにした。デラーニは2025年の残りの期間、2026年にデビュー予定のジェネシス・マグマ・レーシングのLMDhマシン開発に注力する。

　デラーニは47号車オレカ07・ギブソンのドライバークルーの一員として、マヌエル・エスピリト・サント、エンツォ・フィッティパルディとともにELMSの開幕3レースに出場。5月のル・カステレ4時間レースでは表彰台を獲得したほか、イモラ・サーキットでの最新ラウンドでは5位入賞を果たしていた。

　昨年までは『クール・レーシング』という名称だった同チームは7月30日、SNSで発表した声明のなかで、31歳のデラーニがジェネシスの新興LMDhチームへの関与が増えたことを理由に、即時チームを離脱すると発表した。

「ELMSシーズン序盤におけるピポ・デラーニの献身的なパフォーマンスに感謝したい」とチームの声明には記されている。

「彼はジェネシス・マグマ・レーシングのファクトリードライバーとしての役割とWECプログラムに全力を注ぐため、今年のチャンピオンシップを我々とともに終えることはなくなった」

　デラーニの離脱は、ジェネシスが新型LMDhマシン『GMR-001』の開発を急ピッチで進めている中での出来事となった。このマシンは来年3月にカタールで開催されるWEC世界耐久選手権の2026シーズン開幕戦で実戦デビューを果たす予定だ。

　韓国の自動車メーカー・ヒョンデのブランドであるジェネシスは、今月初めにオレカ・シャシーをベースとするGMR-001の“初始動”を終えており、8月下旬には南フランスのポール・リカールでトラックテストを開始する予定だ。

　CLXは、デラーニの後任として47号車オレカに乗り込むドライバーをまだ発表していない。次のELMSラウンド、スパ・フランコルシャン4時間レースは8月24日に開催される。

https://twitter.com/CLXMotorsport/status/1907707982277751254

[オートスポーツweb 2025年07月31日]

ピッチを上げるジェネシスLMDhの開発に専念へ。ピポ・デラーニがELMSから即時離脱

ピックアップ

新着のニュース

注目のニュース

スポーツ

ランキングスポーツ

アクセス数ランキング

話題数ランキング

困ったときには