
警察庁は31日、今年上半期(1〜6月)に全国の警察が認知した刑法犯の件数が、前年同期比4.6%増の36万5963件だったと発表した。3年連続で増加し、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年上半期を上回った。
増加が目立ったのは「窃盗」(前年同期比6776件増)や「詐欺」(同5263件増)など。殺人などの「重要犯罪」は3.6%増の7031件だった。
検挙件数は5.8%増の14万1195件。検挙率は38.6%で、0.5ポイント上昇した。来日外国人の検挙数は41.5%増の7710件と、この10年で最多だった。