【広島】ヒーローインタビューは途中交代した前川誠太「必死に」プロ初スタメンで先制2点二塁打

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2025年08月08日 23:38  日刊スポーツ

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中日対広島 前川(左)はヒーローインタビューを終えスラィリーとポーズを決める(撮影・森本幸一)

<中日2−3広島>◇8日◇バンテリンドーム



若手の奮闘が勝利を呼び込んだ。延長11回。先頭坂倉が二塁打を放つと、ベンチは代走羽月を投入。犠打で三塁に進めて中日バッテリーにプレッシャーをかけ、二俣への初球が決勝点の暴投となった。ヒーローインタビューに呼ばれたのは、坂倉や羽月でもなく、勝ち投手の中崎やセーブの栗林でもなく、7回裏に途中交代した前川誠太内野手(22)だった。


前日プロ初安打の前川が、プロ初スタメンの起用に応えた。2回1死二、三塁から中日マラーの内角直球を左中間に打ち返し、先制2点二塁打とした。今季9試合目のバンテリンドームで2度目の先制点で勢いづけた。「チャンスを自分でつかまないといけないので、必死にやっています」。4回にも左前打を放ち、プロ初のマルチ安打と結果を残した。


投げては先発高が自身最長の7回3安打無失点と好投。3年連続で負け越しているバンテリンドームで、怖いもの知らずの若手がチームに勇気を与えた。連敗を阻止し、4位に浮上。鬼門での戦績も今季4勝5敗とし、4年ぶり勝ち越しに望みをつなげた。新井監督は「追いつかれはしたけど、若手だけでなく、全員での粘り勝ちだと思います」とナインをたたえた。

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