
いざというときにコンビニなど店舗のトイレを借りられるのは非常にありがたい。しかし、何も買わずに利用されることに、店側は複雑な思いを抱えているようだ。
コンビニオーナーの60代女性(福岡県)は、無料で利用する客のマナーの悪さを指摘し、「無料でトイレを使用する人、公衆トイレを利用して貰いたいです」と主張する。
「(トイレは)社会インフラの一つと言うなら、自治体でも協議して補助金等出すべきではないかと思う。ゴミに関しても、オーナー負担です。コンビニ自体過剰サービスしている事に困惑しています」
トイレの維持管理費だけでなく、家庭ごみを捨てていく客の問題など、オーナーの負担は計り知れない。利用者側も店のサービスに甘えるだけでなく、配慮を求められているのだろう。(文:西荻西子)
おしゃれなトイレに「トイレ目的の方も多く」
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一方、インテリアショップを経営している60代女性は、トイレの無料利用に困っている。「お客様に喜んでもらいたい」という思いからおしゃれなトイレを設けたものの、そのためにトイレのみの利用客が後を絶たないという。
「トイレだけの目的の方も多く、個人経営だと売上があまりない時に、朝から続けてトイレ客ばかりだとかなりへこむ」
この状況に精神的にも追い詰められ、「もう店をやめたくなる」とこぼしている。「こちらの精神がもたない」という理由で、現在は朝のトイレ利用客を避けるために開店時間の変更までしているそうだ。女性は、
「お客様に喜んでもらいたい思いでつくりあげたことも、ため息が連続の時もある。これは経営者にしかわからないと思う」
と内心を吐露している。
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