
働き方の価値観が多様化する今、一概に収入の多寡だけが幸せの尺度ではなくなっている。投稿を寄せた神奈川県の40代男性(経理)は年収500万円だというが、その生活に満足している様子だ。
「住宅にかかる費用が全て妻持ちで、生活費(食費、水道光熱費等)だけなのでそれほど困ってはないです」
男性は「もちろん多いに越した事はないが」と前置きしつつも、現状の働き方に価値を見出しているようだ。
「収入が増える=業務が増え責任も増えるので、今くらいのバランス(管理職でもないし、月の残業は繁忙期でも1〜2時間)がちょうどいい」
むやみに収入を追い求めるよりもプライベートを大切にできる働き方を望んでいるのだろう。(文:長田コウ)
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年収950万円でも「満足していない」 その理由は……
一方で、より高い収入を求める人もいる。東京都の60代男性(団体の役員)は、年収950万円だと投稿。しかし、現状に不満を抱いているようだ。
「年収には満足していない。理由は年収の頭打ち確定。故にインフレが進むと実質的に目減り」
役員という立場でも昇給が見込めないことや、物価上昇を懸念しており、「1300万円以上なら納得」と具体的な希望額を明かしている。ただし年収が上がれば、税金や社会保険料も増えることを懸念している。
お金の価値観は人それぞれだ。どちらの投稿からも現代の多様な幸せの形がうかがえる。
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