【エルムS予想】北海道開催で唯一のダート重賞 直線が短く追い込み一手では厳しい

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2025年08月09日 06:35  netkeiba

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エルムSに出走予定のロードクロンヌ(撮影:山中博喜)
 夏の北海道シリーズで唯一組まれているダート中距離の重賞競走で、東海Sとともに夏場のダート競馬を盛り上げる。舞台となる札幌競馬場のダート1700m戦はスタンド前から発走して、ほぼ平坦の1周1487mのダートコースを1周と少々。スパイラルカーブが採用されておらず、最後の直線は264.3mだから追い込み一手では苦しい形状だ。

 ◎ロードクロンヌは平安S2着、マーチS3着。3歳2月に芝1800m戦でデビューし3着。結局、芝コースで勝ち上がることは出来なかったが、ダート替わり初戦を5馬身差で逃げ切ると、4連勝でオープン入り。前々走のマーチSはハイペースを積極的に追いかけゴール前まで見せ場を作り、前走の平安Sは逆にスローペースでゴール前2ハロンが11.7秒、11.6秒の流れ。最後の直線で外に持ち出さざるを得なくったロスが響いた。どんなペースでも大きく崩れなかったのは高い能力の証。今度こそだ。

 〇ブライアンセンスはマーチS優勝馬で、平安S1番人気9着。その平安Sは脚抜きの良い馬場になったにもかかわらず半マイル通過50.0秒というスローペース。最後の3ハロンは12.1秒、11.7秒、11.6秒という加速ラップではパワータイプの本馬には厳しい流れだった。デビュー2戦目の初勝利から1度も馬券圏内を外すことなく3勝クラスを突破した素質馬。さすがにオープン級のペースに慣れるまで数戦を要したが、今年に入ってからは安定感を増している。ここも流れひとつだ。

 ▲ドゥラエレーデは昨年の2着馬。うまく先行できたが、目標にされてしまった。3歳時にはUAEダービー2着で、チャンピオンズC3着、東京大賞典3着。それを考えればやや伸び悩んでいる印象だが、昨年のチャンピオンズCは後方から脚を伸ばして3着。ツーターンコースでは昨秋のみやこS以外は大きく崩れていない、今回は休み明けになるが、早めに函館競馬場に入厩しここに備えた。2歳時に初勝利を記録した相性の良いコースで昨年の再現を狙う。

 △ウィリアムバローズはかしわ記念2着。力強い逃げ、先行力を武器にダートの1700-1800mでは[8-4-1-1]。自分のペースに持ち込めば強い馬だ。昨年3着△テーオードレフォンは前走のマリーンS2着。57kgならば、さらなる前進を予感させる。

 大沼Sを勝って挑む△ペリエールはユニコーンS優勝馬。ここでも差はない印象だ。

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