<西武−楽天>◇11日◇ベルーナドーム
西武渡辺勇太朗投手(24)は約2カ月ぶりの白星とはならなかった。
初回、楽天宗山に中越えの二塁打を打たれると4番黒川に左前適時打を浴び先制点を失った。2回以降も毎回得点圏に走者を進める苦しい投球が続いた。
それでも力強い直球で楽天打線にあと1本を許さず堪え続けたが、5回に張り詰めた糸が切れた。先頭中島に対し、真ん中に入ったカットボールを完璧に捉えられ、右翼への3号ソロとされた。打球を見上げ、マウンド上で思わずしゃがみこんだ。
「3者凡退のイニングを作ることができず、苦しい投球になった」と5回で89球を要し、7安打2失点で降板。6勝目は次回登板に持ち越しとなった。直後の5回裏に味方がデービス、外崎の連続アーチで同点に追いつき、敗戦投手は免れたが、現在12カード連続勝ち越しなしのチームに流れをもたらすことはできなかった。
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