
客側の完全な知識不足が原因でクレームを言われたら店側としては堪らない。投稿を寄せた東京都の50代男性は新年早々、とんだ場面に居合わせてしまったようだ。
某デパート食品売り場でのことだった。高齢男性が大声でクレームを言っていたため、男性の耳にも内容が入ってきたという。(文:長田コウ)
「正月が数の子で台無しになった」
クレームの内容はこういうものだった。
「年末に高いカズノコ買った。新年に息子夫婦と孫が来たので出したら塩っぱくて食べれなかった。泊まれる用意もしてたのに息子達は早々に帰った。せっかくの正月がお前んとこのカズノコで台無しになった、デパートなのに不良品を売ってる」
|
|
その剣幕はすさまじく、「口の脇に泡?まで付けて文句」を言うほどだった。客は、買った数の子がしょっぱかったせいで楽しみにしていた息子家族との正月がめちゃくちゃになったと主張していたらしい。しかし、話を聞いていた男性は、すぐにクレームの真相に気付いた。
どうやら客は、塩蔵品である数の子を食べる前に塩抜きが必要であることを知らなかったようだ。おそらくパッケージにもその旨が書かれていただろう。だが、改めて店員も塩抜きが必要であることを説明するも、客は「聞く耳持たず」の状態だったそう。
自分の知識不足を棚に上げ、商品を不良品だと主張するとはなんとも理不尽だ。男性は、心境をこう明かしている。
「店員さんは大変だなぁ、新年早々に世の中にはいろんな人がいる事を再確認」
|
|