写真 みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。
汗が止まらない真夏の時期は、カップ付きインナーが手放せない! コロナ禍以降、ユニクロのブラトップのようなカップ付きインナーの需要はますます伸びていき、今ではさまざまなデザインのおしゃれなインナーアイテムが登場しています。だからこそ、トップスとインナーの組み合わせに悩む方も多いのでは?
今回は、夏の王道トップス×カップ付きインナーのゴールデンコンビをご紹介します。
◆ホルターネック×はおりシャツ
クーラー冷え対策に欠かせないのは薄手の羽織りもの。この時期はシャツを上着がわりに着用する着こなしもおすすめです。リネンやシアー素材といった通気性の良いシャツなら、真夏日でも暑苦しくなく取り入れられます。基本的に夏のシャツコーデは、ボタンをすべて前開きにするか、部分的にボタンを留めて、肌見せを多くするのがポイント。
となれば、軽視してはいけないのがインナーですよね。シャツと相性が良いおすすめのインナーは、ホルターネックインナー。シャツは羽織ると両肩のストラップ部分がほとんど隠れます。そのためインナーの個性を隠してしまうのですが、ホルターネックならストラップのデザインが隠れることもなく、また気になるバストラインを露出させすぎることなく上手に合わせられます。
◆アシメストラップ×メッシュニット
特徴的なデザインのアシンメトリーストラップのインナーは、肌見せ度の高いトップスと組み合わせることで、個性をつぶすことなく取り入れられます。
例えば、今トレンドのメッシュニットとはとても相性が良いですね。メッシュニットは目が粗く、太番手(糸が太くしっかりした存在感を持つもの)タイプが相性抜群。このほか、ボートネックなどデコルテラインを大きく見せる襟元のトップスもおすすめです。
アシンメトリーストラップは、左右非対称のストラップのデザインを隠さずに見せる方がおしゃれなので、透け素材で全体を見せるかデコルテ周辺が見えるように着こなしましょう。
◆チューブトップ×ジレ
ここ数年で人気が再燃しているジレアイテムは夏でも大活躍。昨今のジレはコンパクトなデザインでトップス代わりに着用するスタイルも多いですね。そんな時でも、合わせやすいのはやっぱり原点にして頂点、使い勝手の良いチューブトップのインナーを合わせるのが正解。
コンパクトなジレも、ボックスシルエットの大きめジレもシンプルな白or黒の無地タイプのインナーがマッチします。コンパクトなジレの場合は前ボタンを締めて、デコルテのV字ラインから少しだけチューブトップをチラ見えさせましょう。
大きめジレの場合はデコルテが露出しているので、ヘソチラはさせないほうが肌見せのバランスが良いです。ストラップなしのインナーが苦手な方は、スパゲッティストラップなど細身ストラップを採用して。
◆ヌーブラを併せて取り入れるのも◎
ブラトップ、カップ付きインナーだけでは補整力が期待できないという方は、ヌーブラを併用するとバストの安定感が高まります。夏のヌーブラは汗で剥がれやすいですが、ブラトップやカップ付きインナーで土台を支えているので、意外と真夏でもヌーブラが剥がれてしまうという事態にはなりにくいですよ。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105