モザンビークのチャポ大統領(右)と握手する石破茂首相=22日午前、横浜市西区(代表撮影) 石破茂首相は22日、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)で来日したアフリカ各国首脳らとの「マラソン会談」を終えた。20日からの3日間で、共に共同議長を務めたアンゴラのロウレンソ大統領や、国連のグテレス事務総長ら計34人と個別に議論。2国間関係の強化や、国際課題解決のための連携などを確認した。
首相は、閉幕に伴う共同記者会見で「各国のニーズを知り、互いに学ぶことで、今後のさらなる関係強化の道筋を見いだすことができた」と成果を強調した。
ただ、会談数は同じく横浜開催だった2019年の過去最多47人を大きく下回った。これに関し、外務省幹部は「(開催中の)大阪・関西万博に首脳を派遣する国が多かったためだ」などと理由を説明した。