真夏の鈴鹿、GRスープラ連勝は続くのか。第5戦GT500ウイナー&PPを編集スタッフがガチ予想

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2025年08月22日 19:00  AUTOSPORT web

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Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞) 2025スーパーGT第5戦鈴鹿
 8月23〜24日の週末に三重県の鈴鹿サーキットで、2025年スーパーGT第5戦『SUZUKA GT 300km RACE』が開催されます。ここではオートスポーツweb編集スタッフがGT500クラス予選ポールポジション(PP)と決勝レースのウイナーをズバリ予想。路面改修や猛暑の影響がどのようなかたちで各車に表れるのかは未知数ながら、そこは長年の経験と勘を頼りに、個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!


●V(前々回のセパンはダブル的中)のウイナー予想

◎本命:#3 Niterra MOTUL Z○対抗:#17 Astemo CIVIC TYPE R-GT△大穴:#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra PP予想:#19 WedsSport ADVAN GR Supra

 前回はお休みしたためマレーシア戦以来の登場です。富士のスプリントは残りのシーズンが心配になるくらい、想像以上にスープラ祭りでしたね。ランキングを見てもトヨタ勢がトップ4を独占……恐るべし! しかし裏を返せば、それだけサクセスウエイト(SW)を積んでいるGRスープラが多いということで、ニッサン&ホンダ勢にとってはライバルの連勝にストップを掛ける好機となるはず。というわけで鈴鹿戦の本命には、富士での同門対決にも注目が集まった3号車Niterra MOTUL Zを選出しました。Zと鈴鹿が好相性であることとSWが12kgと軽いこと、そして勢いに期待します。

 対抗もSW重視で17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTをチョイス。大穴には、どうしてもスープラを外すことができずランキング7位につける39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraを選びました。SWは48kgとそこそこ載っていますが、ブリヂストンタイヤを履く他のGRスープラよりも競争力を発揮できる可能性は高いはず。ポールポジションはヨコハマタイヤユーザーの19号車WedsSport ADVAN GR Supraとしました。セパンと富士のレース1予選に続き、鈴鹿でも速さを見せると予想します。


●ヤマウラ(すでに鈴鹿は炎天一色。現地観戦は熱中症にご注意を)のウイナー予想

◎本命:#19 WedsSport ADVAN GR Supra○対抗:#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra△大穴:#12 TRS IMPUL with SDG Z

PP予想:#19 WedsSport ADVAN GR Supra

 今年も夏の鈴鹿がやってきました。今回の本命は、19号車WedsSport ADVAN GR Supraを挙げたいです。ここまでポールポジション続きで予選の強さは申し分なし。さらに週末の天候は晴天で安定しそうなことから、決勝でもヨコハマタイヤの性能が最大限に発揮された逃げの勝利を期待します。

 対抗の最有力は、トヨタGRスープラGT+ブリヂストンタイヤのなかでもっともサクセスウエイトの軽い39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraか。近年39号車は鈴鹿で表彰台を複数回獲得していて相性は良好、さらに今年は新たにサッシャ・フェネストラズと阿部和也エンジニアも加入して新体制を敷いています。新たな戦力を手にしたTGR TEAM SARDが、ここでひとつ花火を上げてくれるかもしれません。

 もう一台、注目したいのは12号車TRS IMPUL with SDG Zです。ニッサンZニスモGT500のなかではサクセスウエイト49kgと最重量ですが、ここまで安定してスピードを発揮してきた証拠でもあります。タイヤにもマシンにも厳しい夏の鈴鹿で、最大限のパフォーマンスを引き出し得る1台と見ます。


●自称ハルロウ(かれこれ17年目のGT取材。搬入日ですでに『暑い』を何回言ったことか……)のウイナー予想

◎本命:#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT○対抗:#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT△大穴:#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT PP予想:#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT

 今季ここまでの4戦、すべてGRスープラがウイナーとなっているGT500クラス。今回の鈴鹿との相性もよく、GRスープラ勢の中でサクセスウエイト(SW)が軽めな39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraが有力視されるが、ここはホンダのホームコース。ホンダ・シビック・タイプR-GTの意地を見たい。

 事前のタイヤテストで走行している100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTは予選はSW52kgと厳しいが、決勝では確実に順位を上げてくるはず。そして本来なら、SWがまさかの0kgの16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTが有力と考えられるが、イマイチ今季のレースに向けての流れが悪すぎる……。という部分を勘案して、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTを本命に挙げさせて頂きます。

 大穴としてはGT500からの勇退を発表した伊沢拓也がステアリングを握る64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT。伊沢の件を抜きにしても、GT500で唯一装着しているダンロップタイヤと鈴鹿の相性はバッチリで、暑くなればなるほど力を発揮するはず。伊沢の鈴鹿の最後の走りとともに、注目したいです。

[オートスポーツweb 2025年08月22日]

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