A24特別上映『カモン カモン』A24とハピネットファントム・スタジオ、TOHOシネマズが提携し、毎月24日に特別上映を行う「A24の日」。その第9弾が、ホアキン・フェニックス主演の『カモン カモン』に決定した。
ホアキン・フェニックス演じる、ニューヨークを拠点に活動するラジオジャーナリストのジョニーが、9歳の甥・ジェシーと過ごす日々を描く本作。それぞれの孤独を抱えたふたりは、ぶつかりながらも真正面から向き合うことによって、新たな絆を見出していく。
監督は『20センチュリー・ウーマン』のマイク・ミルズ。本作は自身の子育て経験にインスパイアされて作り上げられた。マイク・ミルズ監督は、「父親になったことで、これまでよりさらに遠い未来まで見つめるようになった。しかも、未来について昔よりも懸念するようになった。子供を愛していたら、政治との繋がりを感じるし、世界の暴力や歴史について考えないわけにもいかないんだ」と語る。
また、本作でマイク・ミルズ監督がA24へのプレゼンでプッシュしたのはモノクロ映像で撮ることだったという。「純粋にモノクロの方が美しいと感じる。『カモン カモン』に関しては、ある男性と少年の寓話や神話のようなイメージをずっと抱いていたんだ。モノクロにすることで、日常風景から切り離されて、これは“物語”なんだ、ということをまず提示できる。つまり“物語”の中へ導くための手段なんだ。僕たち人間は、世界をモノクロで見ることはないから、より映画的な世界を作り出せるんだと思う」。
TOHOシネマズ日比谷では、上映後にマイク・ミルズ監督のオンライン登壇が決定。また、来場者には海外ビジュアルを使用したステッカーを配布。さらに、全国のTOHOシネマズにて全作品来場者(先着限定)へ、特製ポストカードプレゼントされる。
『カモン カモン』は9月24日(水)、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズなんばにて上映。
(シネマカフェ編集部)