女優南野巴那(24)が22日、東京・日生劇場で、「日生劇場ファミリーフェスティヴァル2025 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』〜ノノとショウと秘密の森〜」公開舞台稽古に出席した。
同作は、ゾンビの少女と人間の少年の絆が、分断された世界をつなぐ物語。NHK「みんなのうた」から選ばれた、世代を超えて愛される名曲の数々とともに届けるオリジナル・ミュージカルとなっている。
南野は、心優しくてうまく勇気を出せない少年ショウを演じる。ゾンビのノノ役、熊谷彩春(25)とのダブル主演となる。
日刊スポーツの取材に応じた南野は、7月末ころから始まった稽古を「あっという間でした」と振り返った。「お芝居、歌、ダンスを毎日、濃密に繰り返して、本当にあっという間だったけど、すごく充実していて勉強になる毎日でした」。だが、その一方で「もっとできるようになりたいという悔しい気持ちもあった」と胸中を吐露した。
1年前、同所で音楽劇「あらしのよるに」でもダブル主演を経験。「前回はお芝居が主でしたが、今回はミュージカルなので、ミュージカルの歌やセリフの発声を演出の先生に指導していただいた」。最初は不安もあった。だが、「みんなが温かく迎え入れてくれて、貴重な経験になった。そんな毎日があったので、きっと私も成長できたと思いたいです」と笑った。
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中でも「いろんな挑戦をすることを伸び伸びとやらせていただいた」という。「毎日違う新しい挑戦を否定せずに、受け入れてくれたのが心強かった」と感謝を述べた。
新しい挑戦としては、約3カ月前にYoutubeチャンネル「のはなおねえさん」をスタート。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」にも出演してる。「子ども向けのお仕事が多い中で、何ができるだろうと思って始めた」という。「Youtubeやネットで、楽しみの中からいろんなものを吸収している子どもが多いので、少しでも力になれればと思った」。「はたらくくるま」の動画は140万回再生となっている。
23、24日の本番へ向け、「初めてミュージカルを見るお子さんもいると思う」といい「演奏も、お芝居も、生でうまれたのもので構成される空間を感じていただきたいです」とした。
同時に「作品の内容がゾンビと人間の分断の話で、その垣根を子どもが超えている」という。「大人はいろんな経験をして踏み込まなくなるけど、子どもの素直さ、真っ白な心が生み出した勇気といった前向きな気持ちで、大人も心を動かされる瞬間がある」とアピール。「私もすごく刺さるセリフがある」とし、「世代を問わずに楽しめると思います」とほほ笑んだ。
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