
歌手の椎名林檎が、北海道でおこなわれた音楽フェスに参加。その際に目撃された、彼女にまつわる“あるグッズ”が物議を醸している。
椎名林檎ファンの“旭日旗”
椎名が出演したのは、8月15日と16日の2日間にかけて、北海道の「石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ」にて開催された『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO』。1999年に誕生した日本初の本格的オールナイト野外ロックフェスティバルだ。
椎名は17年ぶりに同フェスへと参加。16日のステージで披露したパフォーマンスは観客を沸かせ、その様子はフジテレビ系『めざましテレビ』『ノンストップ!』といったテレビ番組でも紹介された。
そんな中、今回ネット上で注目されているのは、熱唱する椎名の前方で“旭日旗”に似たミニフラッグを振るファンたちの姿だった。
「旭日旗は、一部で“帝国主義と軍国主義の象徴”とも呼ばれセンシティブな扱いになっているのですが、椎名さんのグッズでは過去に何度か旭日旗を彷彿とさせるものが販売されていました。注目を集めたフラッグは過去のもので、今回のフェスで販売されたわけではありません。しかし、旭日旗に拒否反応を示す人たちからすれば、いつのグッズかということではなく、今でもファンがそのグッズを使い、椎名さんサイドもそれを許しているという点が問題だったようです」(芸能ライター)
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「ヘルプマーク」グッズが炎上
椎名のグッズ関連の騒動は、今回が初めてではない。2022年には、アルバムに付属する3種類のグッズのうち、2種類のデザインが「ヘルプマーク」と「赤十字マーク」に酷似しているとして大炎上。アルバムが発売延期となる騒ぎに。
特に問題視されたのが、外見からはわからなくても援助や配慮を必要とする人がそれを周囲に伝える「ヘルプマーク」に類似したグッズだ。類似したものが出回ると、本当に支援を必要としている人が援助を受けられなくなる可能性があるとして大きな批判を浴びた。
「このときは、CD発売元のユニバーサルミュージックがグッズについて、《椎名林檎本人が参画・監修した制作物ではありません》と説明。椎名さん自身は、問題に対してノーコメントでした。椎名さんのこの対応にがっかりした人は多かったようで、《デザインに関わっていなかったとしても、“椎名林檎”の名前を使って出すCDについてのことなのだから本人もコメントすべき》との意見が散見されました」(同・芸能ライター)
しかし、今回の“旭日旗騒動”では、椎名を擁護する声が目立つ。ネット上ではむしろ、
《国を守る自衛隊の旗に問題があるわけがない、気にしすぎ》
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《これに文句を言うくらいなら、甲子園の朝日新聞の社旗にも文句言わんとな》
《以前からある、縁起物の柄でしょ?》
《日本の若者まで旭日旗を悪と思い込まされているの本当にキモい》
《好きなライブにイチャモンつけないでください》
など、過敏な反応に対してやや冷ややかな意見が寄せられていた。
独特の世界観から、時に物議を醸しがちなモチーフを使用する椎名。今回は擁護する声が多かったが、今後もグッズのデザインには注意する必要があるかもしれない。
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