スタート直後はギャップを広げたものの、すぐに2番手に追いつかれてしまったトップのARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT#16 スーパーGT第5戦鈴鹿、GT500クラスでポールポジションを獲得し、GRスープラの今季全勝をストップする最右翼と見られていた16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTだったが、4位に終わり、表彰台をも逃す結果となってしまった。予選での速さがありながら、決勝では何が起きていたのか、レース後に聞いた。
それでもなんとかトップを守っていた16号車ARTAは、レースの3分の1を過ぎたいわゆるミニマム周回数のタイミングでピットイン。そこで2番手の23号車MOTULと同時ピットの争いとなった。16号車ARTAは特に大きなミスがあったわけではないが、結果的に23号車MOTULが前に。ピット位置が前の100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT、後ろのModulo CIVIC TYPE R-GT号車Modulo CIVIC TYPE R-GTと同じタイミングでピットインしたことから、若干、お互いが干渉してしまった部分があったのかもしれない。
大津から乗り替わった16号車の佐藤蓮は、アウトラップの翌周にも1周遅れてピットインした3号車Niterra MOTUL Z、そしてその後の14号車ENEOS X PRIME GR Supraにもオーバーカットされ、4番手までドロップしてしまった。佐藤蓮がその状況を振り返る。