トヨタ、5台中3台にタイヤトラブルもロバンペラが首位浮上。勝田貴元はデイリタイアに/パラグアイ デイ1

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2025年08月30日 12:00  AUTOSPORT web

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カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2025年WRC第10戦ラリー・デル・パラグアイ
 8月29日(金)、南アメリカのパラグアイで2025WRC世界ラリー選手権の第10戦『ラリー・デル・パラグアイ』のデイ1が行われ、カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が首位に浮上した。

 TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)からは5台のトヨタGRヤリス・ラリー1が出走しており、ロバンペラが首位、セバスチャン・オジエが4番手、エルフィン・エバンスが5番手につけている。さらにサミ・パヤリが8番手につけているが、勝田貴元はクルマにダメージを負ってデイリタイアとなった。


■陣営内で明暗分かれる。苦境ながらもトップ5に3台キープ

 WRC初開催のラリー・デル・パラグアイは、国土南東部の『エンカルナシオン』にサービスパークが設けられ、その周辺の赤土グラベル(未舗装路)が戦いの舞台となっている。

 WRCではヨーロッパ圏外でのテストが禁止されているため、28日(木)のシェイクダウンが初の実地セッションとなり、翌29日(金)にはスペシャルステージ(SS)1〜8が実施された。

 サービスパークの東側エリアを中心に、まず午前中に4本のステージを走行し、ミッドデイサービスを挟んで午後も同区間を各2回走行した。8本のステージの合計距離は140.90kmと、3日間で最長の一日となった。

 赤土グラベルのパラグアイは、全体的にハイスピードながら凹凸の激しい区間が多く、クルマとタイヤにとってハードな一日だったと言えるだろう。

 デイ1を首位で締めくくったロバンペラは、SS1からベストタイムを記録。SS3ではおなじく速さを発揮していたアドリアン・フルモー(ヒョンデi20 Nラリー1)に首位を明け渡したが、それでも2番手をキープ。SS7でフルモーがタイヤトラブルに陥った隙に、ロバンペラはふたたび首位に立った。

 オジエは、これまで幾度も初開催ラリーを制してきた経験を武器に好走を見せた。SS2ではタイヤにダメージを負って約30秒をロスしたが、それでも攻めの走りを続けて総合8番手から4番手まで順位を挽回している。

 ドライバー選手権首位のエバンスは、グラベルでは不利な出走順トップでデイ1を戦い、オジエと3.3秒差の総合5番手につけている。

 TGR-WRT2からのエントリーしているパヤリは、デイ1序盤こそ総合3番手につける活躍を見せたが、午後はやや遅れをとり、さらにSS7でタイヤ交換を強いられた結果、約2分を失って総合8番手でデイ1を終えた。

 また、勝田にとってはデイ1は厳しい一日となり、SS1からタイヤダメージを負って40秒以上を失うスタートとなった。その後はオジエと同様に2〜4番手タイムを連続で記録するなど調子を上げていったが、SS7でコーナリング中にリアのグリップを突然失ったことでバンクにヒット。ダメージを負って走行を続けることができなくなり、デイリタイアとなった。

 ラリー・デル・パラグアイのデイ1を終え、TGR-WRTのユハ・カンクネン代表代行は、「ここパラグアイでのラリー初日は、とても興味深い展開だった」と、展開を振り返っている。

「ステージはハイスピードながら所々非常にトリッキーで、一日を通して状況が大きく変わり続けた」

「セブは朝タイヤにダメージを負ったことでタイムを失ったが、その後非常に速いペースで巻き返し、上位争いに復帰した」

「午後のロングステージはカッレにとっては首位復帰を果たした良いステージになったが、サミと貴元にとってはそうではなかった」

「それでも我々のクルマがトップ5に3台入り、かなりの接戦となるなど興味深い展開になっているので、明日も激しい戦いが続くだろう」

 競技2日目となる30日(土)は、デイ1とはキャラクターがやや異なるステージが続き、全体的にはよりスムースながらも滑りやすい路面が特徴となるという。計7本のステージの合計距離は112.78km、リエゾン(移動区間)を含めた一日の総走行距離は419.26kmとなる予定だ。

[オートスポーツweb 2025年08月30日]

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