9月の近畿は記録的な暑さでのスタート 今週後半は「台風のたまご」の動き次第に

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2025年08月31日 11:52  日本気象協会

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日本気象協会

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近畿地方は、明日9月1日は高気圧に覆われて晴れるでしょう。昼間は厳しい暑さとなり、9月の最高気温の記録を更新する所も出てきそうです。その後は、湿った空気の影響で雨の降る所もある見込みです。

熱中症情報

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明日9月1日の近畿地方は、高気圧に覆われて、おおむね晴れるでしょう。
昼間の最高気温は、大阪で36℃、豊岡で38℃、京都と彦根、奈良で37℃など、厳しい残暑が続く見込みです。
昨年までの9月の最高気温は、
大阪  36.4(2023/9/3)
京都  38.1(2010/9/4)
神戸  35.9(2024/9/9)
豊岡  38.0(2024/9/20)
彦根  36.5(2024/9/20)
奈良  36.9(2010/9/4)
和歌山 35.8(1967/9/5)
で、今年は記録を更新する所がありそうです。

その後は、少しずつ暑さの峠は越えるものの、昼間は35℃前後まで上がる所もあるでしょう。
朝晩も、市街地を中心に気温が下がりにくいため、時間を問わず熱中症に警戒を続けてください。

週間天気図

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今週は、日本の南の海上に熱帯低気圧が発生し、日本付近に近づく可能性もあります。
台風に発達するか、はっきりしませんが、熱帯由来の湿った空気の影響を受ける可能性があります。
湿った空気の流れ込みが、予想より強まると広範囲で雨が降り、降り方が強まる恐れもあります。
一方、予想ほど流れ込むことがない場合は、日差しが多くなって厳しい暑さとなる所もありそうです。

今週は、「台風のたまご」の動きによって、天気も気温も大きく変わる可能性があるため、今後の情報に注意が必要です。

熱中症の症状

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熱中症には、様々な症状があります。

はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。

他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。

症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。

応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。

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