アンドラ代表を下したイングランド代表 [写真]=Getty Images FIFAワールドカップ26欧州予選・グループKの第5節が6日に行われ、イングランド代表とアンドラ代表が対戦した。
8大会連続の本大会出場に向け、欧州予選を戦うイングランド代表。ここまでの3試合では全勝を記録しており、今年1月から指揮を執るトーマス・トゥヘル監督の下でグループKの首位に立っている。ホームにアンドラ代表を迎える今節も、ハリー・ケインやデクラン・ライスなどの主力を先発に起用。3月シリーズ以来の招集となったマーカス・ラッシュフォードも左ウイングに配置されている。
試合は序盤からイングランド代表が主導権を握り、25分にスコアを動かす。ポゼッションで相手を押し込みつつ、マルク・グエイがボックス手前に縦パスを配球。エベレチ・エゼがワンタッチでリオット・アンダーソンに繋ぎ、ペナルティエリア右角のノニ・マドゥエケへとパスを出す。左足に持ち替えてゴール前へクロスを入れると、ボールはクリアを試みたクリスティアン・ガルシアの頭に当たって枠内へ。イングランド代表がオウンゴールで先制に成功した。
攻勢を強めるイングランド代表は、後半開始早々に続けて決定機を演出する。50分に右サイドからマドゥエケがドリブル突破を仕掛け、ペナルティエリア内に入り込みながらエゼへとラストパス。右足で狙ったシュートはGKに弾かれ。こぼれ球を拾ったラッシュフォードがコントロールショットを放つ。しかし、ボールは枠を外れ、連続でのビッグチャンスを逃してしまった。
直後の51分には、イングランド代表が前線から組織的なプレスを披露。最後尾でパスを繋ぐアンドラ代表を追い込み、ペナルティエリア手前でアンダーソンがインターセプトする。ワンタッチでケインに繋ぎ、リターンを受けたアンダーソンがゴール至近距離でシュート。だが、GKイケル・アルバレスのセーブに防がれてしまい、イングランド代表の得点には至らない。
そんななか、67分にイングランド代表が追加点を挙げる。ブロックを敷くアンドラ代表をポゼッションで圧倒し、グエイが右サイドのリース・ジェームズにパスを供給。ペナルティエリア内に右足で鋭いクロスを送ると、ファーに飛び込んできたライスが頭で合わせる。ヘディングで叩きつけたシュートはゴールに吸い込まれ、イングランド代表がリードを広げた。
結局、そのまま試合は2−0で終了。イングランド代表が4連勝を飾った。次節は9日に行われ、イングランド代表はアウェイでセルビア代表と対戦。アンドラ代表はアウェイでエストニア代表と対戦する。
【スコア】
イングランド代表 2−0 アンドラ代表
【得点者】
1−0 25分 オウンゴール(イングランド代表)
2−0 67分 デクラン・ライス(イングランド代表)