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バレーボール女子日本代表で今季から主将を務める石川真佑主将(25=ノバラ)が、25年の代表シーズンを総括した。8日、前日7日までバンコクで行われた世界選手権から東京・羽田空港に帰国。4位に終わった同大会を「1人1人が頑張って勝つためにやってきたので、申し訳ないではないけど、このチームでメダルを取りたかった」と振り返った。
7日の3位決定戦ではブラジルにセットカウント0−2と追い込まれながらも、一時はマッチポイントを握るまで巻き返した。フルセットで敗れて15年ぶりの表彰台は逃したものの、格上相手に善戦。石川は「質や精度を高めていければ絶対に勝てるチームだと思っている。個人的にはそこまでの差を感じていない」と手応えを口にした。
SNSでは、試合のたびに関連ワードがトレンド入りするなど注目度も高かった。石川は、女子バレーの盛り上がりを肌で感じたといい「男子だけではなく、女子もというのはある。女子も注目してもらえる大会になった」と目を細めた。同大会ではブラジルのガビことギマラエスとともにベストアウトサイドヒッターにも選出され、日本女子バレーの顔としても脚光を浴びた。
28年ロサンゼルス五輪を見据え、トルコ出身のフェルハト・アクバシュ監督の下で新たにスタートして1年目。ネーションズリーグ(VNL)、世界選手権でともに4強入りするなど結果も示した。「チームとして、個人として何が必要なのか、どこを伸ばしていけばいいのか感じられた。いい時、悪い時はあったけど、すごくいい経験ができた1年目だったので、この先につながると思う」とうなずいた。26年にはロスの出場権がかかるアジア選手権が行われる。メンバーとは「また来年に向けてそれぞれが強くなろうという話をした」といい、所属でのさらなるレベルアップを誓った。【勝部晃多】
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